DCF法。

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昨日の続きで、数年間続く資産の現在価値を求める方法に、「DCF法」と言われるものがある。
これはM&Aなどを行う際に、「デューデリジェンス」のときにも使われる手法だ。
公式は以下のとおり。
PV=現金/(1+金利)の1乗+現金/(1+金利)の2乗+現金/(1+金利)の3乗・・・・・現金/(1+金利)のn乗
それでは例題。
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年間の家賃収入が120万円で、管理費が20万円のアパートを保有している。10年後に費用なしで取り壊される予定のアパートの資産価値は、割引率を5%としたとき、いくらになるか?
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【答え】
PV=(120-20)÷(1+0.05)+(120-20)÷(1+0.05)の2乗・・・・・(120-20)÷(1+0.05)の10乗
=95+91+86+82+78+75+71+68+64+61
=711
∴711万円
毎年純利益100万円を産む資産ですが、意外に現在価値は安いものですね。