WBSシンポジウム。

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昨日は、内田先生に会う前に、早稲田ビジネススクールで行われた、「早稲田ビジネススクールレビュー シンポジウム」に参加してきた。今回のテーマは「企業価値の向上とM&A」だった。
M&Aという言葉は、2年前のホリエモンのニッポン放送株買収や、村上ファンドの阪神電鉄株買収であっという間に市民権を得た。しかし、正式名称を知る人は少ないのではないか。
「Mergers and Acquisitions」という単語で「買収と取得」という意味だ。MergerもAcquisitionもなじみのない英単語で、学校じゃ習わないだろうな。
話の内容は、今話題の外資ファンドの買収攻勢から、いかにして身を守るかというものだった。
僕が思うには、投資ファンドからの買収を回避するのは容易だと思われるが、海外の同業にTOBを仕掛けられたときに、どう守っていくかの方が重要だと思う。
たとえば、GEの時価総額41兆円、松下電器は6兆円とGEは松下電器の約7倍である。数パーセントの株式の交換で、GEはPanasonicを完全子会社化することが容易なのだ。
投資ファンド買収攻勢をプラクティスとして、同業からの買収の危機に備えるのが得策だ。
アルセロール・ミタルに詰め寄られている新日鐵の対応に注目したい。