電車。

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今日も講師業だ。休みの日に通常通り起きて活動するのは正直つらいが、学校に行っていろんな人に触れ合うのはやはり楽しい。「先生」と呼ばれるのもなかなかいい気分だし、上質なコネができたりもする。
そんな銀座の学校に通うのには、やはり乗り慣れた東京メトロ丸ノ内線を使う。平日のそれとは違い、乗客には私服の人や、普段はあまり電車に乗らないであろう“おばさま”が多い。
僕は電車内では無駄に時間を遣わないように、なるべく本を読んでいる。それも雑誌ではなくきちんとした書籍だ。最近では唯一の読書タイムと言っても過言ではない。特にいまはたくさん本を読まなければならない時なので、この電車移動の時間というのはとても貴重だ。
しかし、活字に疲れてくると、“人間ウォッチング”に切り替わる。
今日なんかでは、平日の通勤電車とは違う雰囲気を見るのも趣がある。それは“おばさま”方の活力だ。
まずはホームにて。
僕が先頭で並んでいても、電車がホームに入ってくると同時におばさまは僕の前へ。下品な表現で恐縮だが、ホームに蹴落としてやろうかと思えてくる。(丸ノ内線ではホームドアが設置されていて、落としてやりたくても落とせない)
次に電車内にて。
座席が空くと遠くのほうからすごいスピードでその席めがけて猪突猛進、周りに立っている人なんかお構いなし。空席の近くにいた人がタッチの差で座ってしまうと、とてつもなく恨めしそうな表情に変わる。何時間も立ちっぱなしになるわけでもあるまい、そんなに座りたいか?業務後や酔っているときなどは僕も極端に座りたくなるが、通常時であればそこまででもない。
ゆったりと移動したいのであれば、車など別の移動手段を提案する。
“上がって”しまった女性というのは、なぜあそこまで女を捨てられるのかが理解しがたい。生娘の時分には、「空席めがけてまっしぐら」ということはなかっであろうに。