差し歯。

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「ジャリッ、ジャリッ」
口中にこんな音というか、感触を覚えて目が覚めた。朝5時のことである。
普段は、8時過ぎまで寝ている僕なので、かなりの早起きだ。
何が発生したかというと、歯が欠けているのである。それも普通の歯が欠けているのではなく、なんと先日入れたばかりの差し歯が欠けているのである!
保険外治療をして、硬質プラスチックではなく、本物の歯よりも硬いといわれているセラミックの歯が欠けていた。普段よりもまだ3時間も早いというのに、一発で目が覚めてしまった。
もうこうなると、いても立ってもいられない。怖いのだ。そう、治療が怖いのではなく、治療費が怖いのだ。たった3本の歯のために数十万かけたものがものの1ヶ月たらずで破損したのである。
朝、出社する前にかかりつけの歯科医に電話をしてみると、「あぁ、たまにあるんだよなぁ。こちらの責任でちゃんと直す(治す)よ。」ととても気持ちのいい返事をいただき、恐怖心はどこへやら。
それにしてもようやく慣れて、気に入ってきたところだったのに、壊れてしまうなんて。僕の歯軋りはよほど強烈なのだろう。