読書

獅子文六。

出会い わたしにはこれといって好きな作家はいない。ビジネス書の類では好きな書き手は楠木建一橋大学MBA教授はじめ幾人かはいるのだが、文学の類でこれといった書き手はいなかった。ひょんなきっかけで好きな作家ができた。獅子文六である。 青山一丁目にある外資系広告代理店で働いていたときのことである。その会社のビルの地下には小さな書店「文教堂」があり、昼休みのときや帰りしなによく寄っていた。 仕事にも大きな […]

『成功を決める「順序」の経営』~勝つためには、戦略の順番を間違えるな~。

急に会長から「面談をしたいので時間を取ってください」なんて依頼が来たもんだから、びっくりして本書を再読。この週末は原田氏の著作を3冊も読んでビジネスに対する意識のすり合わせを行ったつもり。 Prologue 2004年のマクドナルド社長就任時に「わたしが運手するこのバスに乗るか、乗らないか」ということで過激なリーダーシップをいきなり発揮。目標売上は全店で6,000億円。6,000億円には届かなかっ […]

『池波正太郎の銀座日記(全)』

  • 2011.08.21

これはおもしろい。僕も晩年はこんな生活ができたらなぁなんて思ってしまう。著者は食べることが大好きで(”食道楽”という言葉を使いたいのだが、巻末の解説部分に「食道楽なんて腑抜けなものではない」なんて書かれているために使うことができない)、銀座界隈の食べ物屋さんが実名でたびたび登場しているので、今度は自分でその店をめぐってみたいと思う。良書。

『収監』。

  • 2011.08.14

すべてに賛成するのは難しいかもしれないけど、やはりホリエモンのパワーはすごい。そこには大きな夢がある。

『メガヒットの「からくり」―実例で読み解く発想法とテクニック』。

  • 2011.08.07

MBAに通う前に、著者の外部セミナーにちょこちょこ通っており、新しく本を出されるということで買ったものの、レポートや修士論文に追われてずーっと読まずに放置されていた1冊。ようやく読了。中身は「SONY PS3」や「Nintendo DS」、「雪国まいたけ」などのヒットの秘密を、マーケティングの基本フレームワークであるSTPや4Pなどで解説していくもの。このような初心者向けの書籍には珍しく、価格戦略 […]

『星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則』。

  • 2011.07.31

星野リゾートのケースはMBA通学時代に散々いろいろなところで拝見して、その”おもしろさ”を知っているので、この本も店頭で手に取ってみた。その時には本書の姉妹書である『星野リゾートの事件簿』とともにだ。経営はよく「アート」&「サイエンス」と語られる。星野社長は自身に「アート」の資質はないと自己分析しているがため、徹底的に経営理論を勉強して実行されているそうだ。MBAホ […]

『論点思考』。

  • 2011.07.30

LAP2。最近物事を考えるときに、拡散的になって来ている気がしたので再読。内田先生の本は、ホントに読みやすくておもしろい。そして、明日からでもすぐに実践できるノウハウが満載だ。ぜひ若いビジネスパーソンに早いうちから読んでいただきたい1冊。

『すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート』。

  • 2011.07.30

この本もまた内田和成早稲田ビジネススクール教授が参加されているので、以前から興味があった。出向先の仲間から貸していただいたまま忘れていたので、一気読み。丹羽宇一郎中国大使(元・伊藤忠商事会長)のパートがもっとも勇気づけられた。全体にイラストも多くわかりやすい構成になっているので、いつでも振り返って読める良書だと思う。

『ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール』。

  • 2011.07.30

四ツ谷オフィスの先輩の影響で、ぼくが作成する資料はほかの人が作るそれよりもきれいだという自負があるのだが、ただきれいなだけではなくて、より一層説得力のある資料にするために一読してみた。とくにChapter 4と5は常に役に立ちそうだ。これまたオフィスの机に置いておきたい1冊だ。

『お金はいつも正しい』。

  • 2011.07.02

久しぶりにホリエモンの著作を。収監が決まってから発売された本作と『収監』をamazonで大人買い。前著の『君がオヤジになる前に』と同様にホリエモンのビジネス理論と”お金”に関する意見が世の中へのアンチテーゼ的に書かれている本。「一稼ぎしたホリエモンだからこそ簡単に言えることだ」と思わなくもないが、とにかく徹底して合理的。だからこそすべてにおいてスピード感がある。時間ベースで […]

『逝年』。

  • 2011.06.29

息抜きにと久しぶりに石田衣良作品を読んでみた。前作『娼年』の続編であるということだったが、前作同様かなりエッチな内容で…。息が抜けすぎてしまった。売春を通じて、熟年女性をとても美しく描写する作品。

『柳井正の希望を持とう』。

  • 2011.06.25

朝日新聞土曜版『be』に連作されていたコラムをベース再編集された、ユニクロ柳井社長の新書。急成長したユニクロの経営哲学と柳井社長のマインドがたっぷり詰まった1冊。前著『一勝九敗』があまりにおもしろかったので、読んでみたのだがやはりおもしろかった。仕事に疲れることがあったとき、もう1度読もうと思う。P.25「自分自身を変えていき。どうやって成長していくかを真剣に考える。ほんとうに成長を考えて、準備を […]

『一勝九敗』。

  • 2011.05.24

ユニクロ社長、柳井正氏の経営哲学に関する一冊。ユニクロの成長過程を、社長自らが包み隠さず解説。組織行動の教科書といっても過言ではないが、こういうケースものは、「その企業だから実現できた」ものであってすべての会社にあてはまるものではない。いかに自社に応用できるかが肝である。以下に印象に残ったフレーズを引用しておく。P.83「失敗は単なる傷ではない。失敗には次につながる成功の芽が潜んでいるものだ。した […]

『岡本太郎』。

  • 2011.05.12

2008年、渋谷駅にある『明日の神話』をはじめて見てからすっかり岡本太郎の虜である。クリエイティブな仕事をしているにもかかわらず、芸術にはあまり興味を持てず、初めて絵を見て感動した作品だ。それから南青山の岡本太郎記念館にも行き、川崎市の岡本太郎美術館にも行った。その後本書に出会った。ずいぶん前に購入して放置していたのだが、今年彼が生まれて100周年ということで、国立近代美術館での岡本太郎展に出向き […]

『現代ホームレス事情―大阪西成・あいりん地区に暮らす人々を見つめて』。

  • 2011.05.07

このGWは日本の東西を代表する通称「ドヤ街」といわれるところに出かけた。ほとんど予備知識を持っていなかったので、飄々と訪問することができたのであるが、あと付けで本書を読むことで知識の定着を狙った。いわゆる「フィールドワーク」と「文献検索」を実施したのだ。事前に予備知識を入れていたならば、今回のペースで訪問できていたかどうかはちょっと疑問だ…。本書は、同じような内容が何度も書かれているの […]

『マーケティング・アンビション思考』。

  • 2011.04.20

去る2011年3月9日に、嶋口教授と食事をしたことがきっかけで、長いこと積読になっていた本書。ようやく読了することができた。マーケティング論や戦略論で有名な方々が書いているだけあって、簡潔ながらも深みのある1冊だ。中には哲学的な記述があり、なかなか読み進まない章もあるが、これは自分自身の経験が足りないからだろうと納得する。経営戦略やマーケティング戦略を考えるうえで、立ち返りたい本である。

『びんぼう自慢』。

  • 2011.04.01

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震のおかげで、すっかり本なんか読む気がなくなっていた。しかしそろそろ読書も再開しようかと思った矢先、一橋MBA教授であり、2010年ビジネス書のベストセラー『ストーリーとしての競争戦略』の著者でもある楠木建教授が推薦していたのが、この本である。これまでは、落語のことなんかこれっぽっちも興味なんかなかったのだが、その先生がおすすめしているとあり、さらには地震で […]

『ソーシャル・ネット経済圏』。

  • 2011.03.09

早稲田MBA教授、根来先生が推薦されていたので読んでみた。現在のソーシャルブームをケースを基に書かれていて非常に参考になる1冊。修士論文執筆中に発行されていたら大変助かったのに…。

『星野リゾートの事件簿 なぜ、お客様はもう一度来てくれたのか?』。

  • 2011.02.19

MBA在学中に知った、リゾート再生請負の星野リゾートさんのケース集。おもに経営不振からのV字回復をいかにして解決していくかを11のケースで紹介している。神戸大学MBAの小川進先生がTwitter上でご紹介されていたので読んでみた。いずれのケースでも目立つのは、星野佳路社長のリーダーシップである。「リゾートをよくしたい」という自身の熱意をスタッフ全員に浸透させている方法は秀逸である。本書は組織行動の […]

『ソーシャルストリーム・ビジネス Twitter、Facebook、iPhone時代の消費者を巻き込むビジネスの新ルール』。

  • 2011.02.10

仕事で必要だったので、一気読み。この手(ソーシャルメディアに関連する)の書籍や雑誌を最近読むことが多いのであるが、この書籍は「facebookはすごい!」という通り一遍の解説ではなく、リクルート社がソーシャルメディアを運営したノウハウを忠実に落とし込んでいるので、方法論としては大変参考になる一冊。ユーザーの集め方からリスク管理まで一気通貫で把握することができる。スマートフォンに関する記述もあり、辞 […]

『1枚の「万能メモ」に書き込むだけ 瞬時に「話す」「書く」技術』。

  • 2011.02.01

MBA時代の先生に「how to本は読むな」と言われていたのだが、久しぶりにhow to本を読んでしまった。しかもたった3時間くらいで。僕が大好きな内田和成先生が推薦していたからだ。「メモ」を中心に、ビジネスを潤滑に進めていく方法が書かれているのであるが、「メモ」をツールの一部として、顧客との交渉からプレゼンまで、いかに優位に進めていくかを語った本。5W2Hという一般的な機軸をいかにしてまとめてい […]

『逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録』。

  • 2011.01.29

殺人犯が著者となっている本を読むことを善とするか悪とするかという議論もあるようだが、本編には関係がないことなので、ここでは触れない。殺人を犯して、ひたすら逃げなければならないという強迫観念にとらわれている人間の行動というのは、僕らの想像をはるかに超越していた。こういうことをできるから、人を殺せるのか、殺してしまったからこういうことができるのか判断に悩むところだろう。しかしながら、日に日に感謝や懺悔 […]

『世界を知る力』。

  • 2011.01.23

私のキャリアの中で、とても大切な大切なクライアントからいただいた1冊。寺島さんの本は1度読んでみたいと思っていたのだが、なかなか自分で購入するジャンルではなかったので、ありがたく読ませていただいた。世界と日本の中国のとらえ方が随分と違うことを知ったことがもっとも印象的。さらには知を得ることは感情論であるところにも共感。多摩大学大学院の講演にも行ってみるかな。

走ります。

健康ブームに乗ったわけではないのだが、自身の体重を下げるために自転車だけでなく走ることも始めてみようと思い立った。(ちなみに本日の健康診断では、前年比-1kg。最近は以前に比べて食べる量を減らしているので、やはり”食べなければ痩せる”という理論は誤りではないようだ。いい悪いはいろいろあるのだろうが。肝臓の数値などがまたもや記録的なものになっているのではないかと、何気に楽しみ […]

『女たちは二度遊ぶ』。

NTTドコモと、エイベックスが共同出資して作った「BeeTV」。ドコモの携帯電話のみで閲覧できる映像コンテンツだ。僕は契約したことがない。前評判では、月額315円では収益としては厳しいのではないかといわれていたが、実際には順調に成長しているらしい。(要データ…。2010年3月現在で会員100万人。)その中のコンテンツ『女たちは二度遊ぶ』であるが、大学院に通う総武線の中で初めて広告を見た […]

『沈まぬ太陽』。

昨年の10月ごろに一気に5冊を大人買いしたのだが、論文を書かなければならなかったので、読むのはお預けにしていた。論文提出も終わったので、単純に「読みたい」と思った本を片っ端から読んでやろうと、ようやく手に取ることができた。あまりにタイムリーであるが、日本航空に関することが赤裸々に書かれている。しかも、完全なフィクションではなく、取材や文献調査を徹底的に行っての執筆であるため、リアリティに富んでいて […]

『ユダ』。

朝起きて、TBSの「サンデージャポン」を見ていたら、大々的に宣伝していたので、amazonお急ぎ便で購入した。すると、当日19時ごろ届いた。流通革命だな。本書は以前からもずーっと宣伝していたので、人気のある本なのだろう。7月に初版が発売されて、今では第5刷と増刷も順調のようだ。勉強の本ばかりで飽きもまわっていたので、休憩がてら読んでみた。僕は夜の世界がなぜか好きで、以前は新宿歌舞伎町のキャバクラに […]

『異業種競争戦略』。

早稲田MBAの内田和成先生が久しぶりに本を上梓された。その本のタイトルは『異業種競争戦略』というもので、兼ねてから先生が提唱されている「異業種格闘技」をテーマにしたものだ。具体的にどういうことかというと、これまでは競合と思っていなかった相手が、実は競争相手になってしまっているというものだ。例を挙げると、 都市銀行(銀行業)VSセブン銀行(流通業) 電気VSガス などだ。内田先生の本は、具体例が多く […]

『グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業』

  • 2009.08.26

なんで最近の新書ってのはこういう、それこそ「バカ」げたタイトルが多いのだろうか。タイトルにインパクトが重要なのはわかる。しかし、消費者視点で考えると、インパクトのあるタイトルを目にすると、期待値が上がってしまうので、中身にそれ相応のものを要求することになる。だから以下のような感想になってしまうのだ。でもネットベンチャーの研究を行うと方向転換したからには読んでみようと思って読んでみた。ホントはもうち […]

『4teen』

  • 2009.05.03

久しぶりに勉強に関係ない本を読んだ。「俺って、本を読むのこんなに速かったっけ!?」って思えるくらいサクサクと読めてしまった。要はいつも読んでる本は僕のキャパシティを超えているということなんだな。修士論文のテーマもあいまいであるため、通常の本を読んでいる場合ではないことはわかっているのであるが、気分転換だ。(と、言い聞かせる)読んだ本は、石田衣良さんが書いた『4teen』という本だ。石田衣良さんの作 […]

『ディープインパクト―無敗の三冠馬の真実』

  • 2009.01.02

すっかり競馬にはまってしまい、新年一発目に読破した本はこれだ。ディープインパクトという馬は、競馬ファンならずとも知っている馬だろう。この馬は、シンボリルドルフ以来21年ぶりの無敗のクラシック三冠馬である。こういう書き方をしてもディープインパクトがどのくらい速かったかがわかりにくいかもしれないのであるが…。ディープインパクトがすごい馬であったことはもちろん僕も知っていたが、この本を読むま […]

『スパークする思考』

  • 2008.12.30

本当はいろいろな本を読んでいるのであるが、感想やらを書く暇がない。それと、読破というよりもいいところをかいつまんで読んでいるため、ここで紹介するに至らない本が山とある。MBA修了したら、ゆっくりと読破するつもりであるが…。今日は、もうずいぶん前に読破した本を紹介する。僕が大好きな内田和成先生が11月の初旬に上梓した新書である。ちょうど、法政ビジネススクールの授業にいらしたころに発売にな […]

『明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法』

  • 2008.09.13

ここのところ痛感していることがある。それは「提案力」「発想力」の欠如である。この業界で働くことになってかれこれ7年目くらいになるのであるが、幸いにもいままではそのようなことを感じたことがなかった。しかし、今年になってなぜか感じるようになってしまった。そう感じるようになった理由はさまざまあるのだと思うが、もっとも大きい理由の1つは大学院で優秀な人たちに揉まれたことである。「今まで狭い世界で仕事をして […]

『決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法』

  • 2008.08.23

大学院の前期授業が終わったのだが、レポートだけが残っていて、その最後のものが昨日締切だった。ギリギリにメールで提出し、事なきを得た。そのレポートの種類というのが「ファイナンス」である。経営学を勉強するのであれば財務諸表くらい読めるようになっていないと意味がないと思い、前期は張り切って2つもファイナンスの授業を履修してしまった。これが間違いであった。専門家が集まっているファイナンスの授業は苦痛以外の […]

『ハゲタカ』。

  • 2008.02.03

NHKのテレビドラマにもなったこの作品は、そう、外資の「ハゲタカファンド」と呼ばれる投資ファンドの活動に関するストーリーだ。実在する銀行や企業などの名前をもじってあり、現実世界のビジネスを想像しながら読むことができるので、非常におもしろい本だ。M&Aや企業再生の厳しさやおもしろさ満載の本なので、ぜひ1度読んでみていただきたい。ただし、金融関連の用語を知らないと読み進めるのが遅くなってしまう […]

『壁を壊す』。

  • 2007.12.27

読書カテゴリを設けたのであれば、やはり記事を書かなければなるまい。今回よんだ本は『壁を壊す』という、DOWAホールディングス株式会社CEOの吉川 廣和氏が書かれた本だ。なぜこんな本をよんだかと言うと、内田先生のブログでこの本がなかなかおもしろいと書かれていたからだ。DOWAは非鉄産業を生業とする企業だが、しばらく業績が悪くなり、その経営改革の話がメインとなっている。「壁を壊す」とは、本当にそのまま […]

『「ハンバーガーを待つ3分間」の値段』。

  • 2007.11.28

内田先生のブログにこの本が紹介されていたので、彼の発言に感化されやすい僕はすぐさま購入して読んでみた。本当はこういった本を読んでいる場合ではないのだが、飲みに行ったりダーツしたりしているくらいなので、読書はそれに比べたら格段にいいことだ。タイトルからしてちょっと天邪鬼な内容が予想できるのであるが、まさにそのような内容だった。簡単に表現すると、物事を正面から見るのではなく、斜めどころでなく、裏側から […]

バカボン。

  • 2007.11.07

先月末に注文した『天才バカボン THE BEST』がようやく届いた。僕はこの本が発売されたことを知らなかったのだが、先輩N氏に教えていただき、早速amazonで注文するに至った。その理由は、幼少のころにテレビでは見ていた記憶があったが、マンガでバカボンを読んだことがなかったからだ。到着したその本を見てみると、画がまだへたくそで歴史を感じられるものだった。初期の連載「講談社版」とその後の連載「小学館 […]

『プロ弁護士の思考術』。

  • 2007.08.23

僕は大学生になる前(受験生)のころは、弁護士になりたかったものだ。それなので、法学部を積極的に受験したが、勉強が足りずに法学部には1つも受からずに、結局経済学部に行くことになった。それ以降も法学には興味があったので、この書籍は非常に興味を持って読むことができた。弁護士だけでないだろうが、とても参考になる記述があったので、いくつか引用する。著者が反対意見といつも対峙しなければいけない弁護士という職業 […]

『コンサルティング入門』。

  • 2007.07.27

内田和成先生の新著書『コンサルティング入門』を読んでみた。前著『仮説思考』と内容がかぶっている部分も多々あるが、第2章以降のクライアントやBCGのコンサルタントとのインタビューはおもしろかった。クライアントに対してどのように接するべきか、クライアントを叱るときにはどのように叱るべきか、若手のコンサルタントを育てるにはどのようにしたらいいのかが詳しく載っている。あくまで”内田流̶ […]

『勝者の思考法』。

  • 2007.07.13

スポーツジャーナリストの二宮清純氏の本を読んでみた。個人的にはスポーツジャーナリストはあまり好きではない。特に金子達仁氏なんかは個人的には最悪だ。なぜなら彼の記事は、批判をすることでそれを正当化しようとしているからだ。往々にして、批判的な意見というものはもっともらしく聞こえたり、読めたりするものだ。特に2002年に日韓共催W杯が開催されたときには、彼の記事を相当読む機会があった。僕はスポーツ新聞は […]

『使う力』。

  • 2007.06.17

たまには読んだ本の紹介でも。内田和成氏が所属するボストン・コンサルティング・グループの日本代表を務められている御立 尚資(みたち たかし)氏が執筆された本だ。僕も含め、ビジネス知識やビジネススキルを蓄えようとする人がここのところ増えててきているが、それを蓄えているだけで、実践に活かせていないビジネスマンが多いらしい。実際に身に付けたスキルを「使う力」がないと、意味がないので、その力を付けるにはどう […]