知識には「形式知」と「暗黙知」の2種に分類されるのが一般的だ。
「形式知」というのは、そう、僕がいま大学院で勉強しているものや、みなさんがこれまで学校で習ってきたような「形にできる」知識であり、いわば模倣や伝達ができるような知識をいう。
一方「暗黙知」はその逆で、形として表現できない、経験値などのことを指す。
ほとんどの知識は「形式知」であると考えていいと思うが、コンサルタントや敏腕営業マンなどのスキルやコミュニケーション能力などは、「暗黙知」に分類されるのだろうか。
今日の流通システム論の授業内で、セブンイレブンとローソンのケースを扱った。「なぜ、セブンイレブンはトップを走り続けることができて、ローソンはそれを抜くことができないのか」というお題だ。
とある学生の意見の中に、
「形式知と暗黙知があって、セブンイレブンの暗黙知を、競合他社は模倣することができないからである」
という言葉があった。
この言葉に先生が引っかかったらしく、
「暗黙知というと非常にそれらしく使えて、また、そのように片付ける学者が多すぎるから、あなたの意見もそのようなものになるのだろう。流通で暗黙知にあたるものなんかほとんどないと思うけど、どう考える?」
と鋭い切り返しがきた。
本当に学者であるなら、確かに暗黙知といわれるような、形にできないものを形にし、形式知として発表するのが筋であろう。
みなさんは暗黙知の概念をどう思いますか?
最近、企業では「見える化」なんてことも流行っていたりするので、やはり形式化できない知識というのは存在しないのだろうか…?