愛犬と伊豆へ。
これまで働いていた会社でのミッションがひと段落したので退職することになり、つぎの会社に出社するまで1週間の休みを得ることができたので、愛犬のくーちゃんを連れて伊豆の温泉に行ってみた。本当であれば海外にでも行ってみたいところだったが、くーちゃんはすでに13歳といい歳なので、ペットホテルに預けるのも不憫なため、だったらいっしょに行けるところにと温泉旅行になった。伊豆はなんと6年ぶりくらいかな。東京から近いのに意外と行っていないものだな。東京駅から踊り子号で向かう。スーパービューに乗りたかったのだが、時間が合わずノーマルなほうで。とてつもなくクラシックな車両で、ある意味こちらに乗ることができてよかったかもしれない。
東京駅で缶ビールと崎陽軒のシウマイ弁当を買って乗り込む。東京駅から目的地の河津駅まではなんと2時間半もかかるのだ。長すぎる…。弁当を食べたくらいじゃ全然時間つぶしにならないのだ。
愛犬のクーちゃんは専用のバッグに入れて輸送。この日は最高気温が30度を超す暑さだったので、とにかく暑そうで気の毒だった。
ようやく河津駅に到着。当たり前だけど、河津桜で有名な場所で、2月から3月にかけては人の出がすごいそうだが、この時期は…。
ガラーン。人もタクシーもほとんどいない。寂しい駅前なのだ。投宿先のホテルの方が迎えに来てくださっていて、いそいそと車に乗り込みホテルへ向かう。
今回お世話になったのは、「ホテル四季の蔵」さん。ペットと泊まれるホテルで、スタッフのみなさんも本当に動物好きで、我が愛犬も多分にかわいがってもらいました。
ここは元々はなんらかの保養所だったらしく、そこをフルリノベーションしてホテルに改装したんだとか。山の上には露天風呂や広大なドッグランがあり、自然の中で人間、ペットともに癒される環境にある。
敷地内には素敵な庭があり、ここもペットが自由に歩けるようになっている。このほかにもペット用のスパがあったり、東屋のような休憩所があったりと設備はかなり充実している印象。ちなみに、外も中もアジアンテイストになっている。
食事は予約時に和食(+3,000円)とイタリアンを選ぶことができる。わたしは旅館の類で出てくる和食は食べきれないことが多いのでイタリアンを選択。スパークリングワインで乾杯。
これはしらすのバゲット。ソースに唐辛子が混ざっていて、ピリッと辛く、和洋折衷な感じでおいしい。スパークリングワインとの相性もバッチリ。
地元野菜と鯛のカルパッチョ。野菜がきちんと野菜の味がする。こんなにおいしい野菜を食べたのは久しぶりな気がする。
金目鯛のポアレ。ソースが2種類あったのだが失念。
このあとに筍とアグー豚のソースのパスタがあったのだが、写真を失念。あまりの美味しさにペロリとやってしまった。ちなみに、ペット用のディナーも別料金にはなるがお願いすればきちんと作ってくれる。我が家は鶏ササミのブイヨン煮みたいなものをお願いした。バキュームカーのように吸い込む感じで一気食いしていた。
こちらが和牛のステーキ。レアな焼き加減がちょうどよく、この頃にはお腹いっぱいだったのだが残すことなくぜんぶ食べてしまった。
このあと部屋でワールドカップを楽しみながらいつのまにか眠りに落ちていた。
帰りも行きと同じく踊り子号で。「えきねっと」というJR東日本のネットサービスで指定席を買ったのだが、伊豆急行管轄の河津駅では発券できないとのこと。詳しく聞くと、JRに電話して一度キャンセルののちに改めて河津駅の窓口で指定券を買い直してくれとのこと。そんなアホな話はない。じゃあなぜネットで買えるようになっているのだ。クレジットカードでの決済もできるのにである。あまりにバカバカしいのでキャンセルも発券もせずにそのまま電車に乗り込む。車内改札が来たときには決済画面を見せれば問題なかろう。と思ったのだが、指定席は車内改札自体がない。とんだ人騒がせな話である。
写真は駅の売店で売っていたサンマの棒寿司。炙った香ばしさと青魚独特の香りとでこれまたうまい。
ペットとの旅行は久しぶりだったのだが、我が愛犬との親睦も深まったいい旅だった。たまにはいいね。
これはおまけ。河津駅前のお土産屋さんの前に置いてあったさざえ。ワールドカップで日本代表が活躍しているので応援のために置いてあるのだとか。きれいに着色されていていい感じ。
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