『俺は、君のためにこそ死ににいく』。
今日は数年ぶりに映画館で映画を観てきた。
観てきた映画は、『俺は、君のためにこそ死ににいく』。理由は、僕が好きなB’zが主題歌「永遠の翼」を担当していることと、太平洋戦争に興味があるからだ。
前回映画館に行ったのは、『A.I.』以来だから、5年ぶりくらいだろうか。ちなみに一緒に行った人が誰なのかは覚えていない。たぶん、大学時代の友人だと思うのだが…。そのくらい映画館には足を運んでいないということだ。
今日行った映画館は、新宿三丁目に新しくできた丸井シティ9階の「WALD9」。本当は16:05開始のものを観ようと思ったのだが、予想外にも満席。仕方がないので18:55開始の席を予約して新宿の街をフラフラして時間を潰す。
開始時間が近くなったので、館内の売店で、好物の生ビールと定番のポップコーンを購入して席に着く。
ん???
なんか臭うぞ…?そう、隣のオヤジが浮浪者の臭いを放っているのだ。館内は薄暗いので、表情はよく見えないのだが、身なりは普通。しかし、とにかく浮浪者臭い。2時間近くもこの拷問に耐えなければならないかと思うと鬱だった。ましてや5年ぶりに映画を観に来たのにも関わらずだ…。
悪臭に耐えながらも、もちろん本編を楽しんできた。愛国心を胸に自分の命を飛ばしてきた、若い特攻隊の純粋な気持ちや葛藤がとてもよく表現されていて、非常にいい映画だった。ところどころ泣けるシーンも当然ながらあった。20歳にもならない兵隊が、自分の国のために命を飛ばすことがあったなんてとても信じられない。何かに命をかけることができた昔の人たちはすごいと思う。飛んでいった特攻隊だけでなく、彼らを送り出した親や兄弟、周りの人々の気持ちが計り知れない。僕が60年前の時代に生きていたら、どのような行動を取っていたのだろうか…?
エンドロールとともにB’zの『永遠の翼』が流れるのだが、この曲はこの映画のために作られただけあって、本編を見てから聴くと、歌詞の意味が、映画の内容と非常にリンクしていて、とても感動できる作品だと再認識した。
B’zファンの方は、ぜひともこの映画を観てもらいたい。
それにしても臭かったぁ~。2時間も耐えたんだよ。特攻隊にはかなわないまでも、僕もある意味勇敢だった。(笑)