ハムスター。

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我が家のハムスター(♀)が死んだ。
彼女は去年の今ごろ、弟に買われて我が家にやってきたのでちょうど1年になる。
今年の冬の終わりには低体温症になり、死んでいるかのように眠っていた。びっくりして布団の中に入れて両手で暖めてあげると、ハムスターなのに鳴き声をあげて蘇生した。
そんな強力な生命力の持ち主だったが、この暑さが原因かどうかは分からないが、つい先ほど息を引き取った。
昨夜から様子がかなりおかしく、普段なら丸まって寝ているのだが、ベロ~ンと体を伸ばして寝ている。呼吸の仕方もいつものそれではないし、まん丸の目を開けても力がない。間違いなく死に向かっているのだと確信した。
さまざまなWebサイトでこの季節のハムスターの飼い方を調べてみると、ハムスターはやはり暑さに弱いようだ。そこで、ゲージの近くに氷を置いてやろうと冷凍庫を覗いてみるも、あいにく氷はない。仕方がないので近所のコンビニにブロックアイスを買いに出た。
冬に蘇生に成功したように、もう1度蘇生することを祈りながら、買ってきた氷をゲージの下に敷いてやり、涼を取れる状態にしてやった。
うんともすんともないが、ただただ元気になるのを祈るばかり。
気になって眠りも浅く、歯も痛く、ついでにおなかも痛い僕は5時ごろ目が覚めた。ゲージを見てみるとまだ生きている。しかも氷を置いてあげたときと違う場所に移動している。ちょっとずつ元気になっているのかな?こんな楽観は長くは続かなかった。
14時過ぎに見てみると、呼吸がかなりおかしい。明らかに苦しそうだ。もはや最期のときが来るのを、丁寧に数えているかのように、深くて規則正しい呼吸だ。僕があまり味を感じられない遅めの昼食をとってから、ゲージの中を見てみると規則正しかった呼吸は止まっていた。
ゲージの中に手を伸ばし、その小さな体を抱えてみるとまだ暖かい。永遠の眠りについたばかりなのだろう。
たった1年間の共同生活だったが、いろいろな思い出をありがとう。
天国でもたくさん走り回ってね。