『女たちは二度遊ぶ』。
NTTドコモと、エイベックスが共同出資して作った「BeeTV」。
ドコモの携帯電話のみで閲覧できる映像コンテンツだ。僕は契約したことがない。
前評判では、月額315円では収益としては厳しいのではないかといわれていたが、実際には順調に成長しているらしい。(要データ…。2010年3月現在で会員100万人。)
その中のコンテンツ『女たちは二度遊ぶ』であるが、大学院に通う総武線の中で初めて広告を見たのは、昨年末か今年の初めごろだったと思う。見た瞬間は民放の新ドラマかと思ったのだが、BeeTVのコンテンツであることにおどろいた。そう、超豪華キャストなのだ。
それからずっと気にはなっていたのだが、月額315円をどうしても払う気になれず、視聴せずじまい。そんなある日、本屋さんによったら原作が置いてあったので購入した。
話の内容は、お世辞にもまじめだといえない男たちと、ちょっと変わった女性との出会いややりとりを11話まとめた短編集。それぞれの設定は中学生、高校生、大学生、社会人と多岐にわたり、自身の思い出がよみがえってくるような内容だ。
短編集を読むと毎度思うのだが、続きをもっと書いて欲しいというか、どうしても読みたくなってしまう。
これを書きながら作者、吉田修一について調べてみると、奇遇にも法政大学経営学部出身だ。さらには芥川賞も受賞している作家だった。全然知らなかった。
BeeTVで実際のドラマも見たくなってしまった。契約するかな…。
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