韓国旅行 2nd。
- 2012.09.09
- 日記
- アシアナ航空, コインドル, 三角地, 九老駅, 二村, 北村韓屋, 南大門市場, 安国, 戦争記念館, 新羅ホテル, 昌徳宮, 明洞, 東大入口, 水原, 水原華城, 江華島, 狎鴎亭, 羽田, 羽田空港, 金浦, 金浦空港, 鍾路3街, 韓国, 麻浦, 龍山
DAY1:羽田~金浦~水原~二村
またまた韓国へ行ってきた。
なんだよ、アシアナ航空のお姉さん、きれいじゃないか。もちろんこんなCAにめぐり会うことなんかまずないんだけど。(ちなみに復路のCAさんはみんなきれいだった。往路はあまり記憶にない。)
ロビーガラーン。けど、機内は混んでました。
先日台湾に行ったときにはひな人形が飾ってあったのだが、この時期には何も催し物がなくさびしい限り。
ギリギリの時間に空港へ行ったのであんまりノンビリはできないんだけど、なんだか外が混んでいるのでラウンジへ入って生ビールを飲むことにした。
急に決めた訪韓だったので、いい時間の飛行機がほとんど空いなくて苦労したのであるが、席自体はまだ選べるくらいの余裕があり「窓側と通路側、どちらにしますか?」とアシアナ航空のおねいさん。2時間ちょっとのフライトなので、トイレに立つこともなかろうと「窓側でお願いします!」と即答。しかし、これがあとで悲劇となる。しかし、絶景もいただくこととなった。
毎年高い年会費払ってるんだし、パソコンやらインターネット回線なんて固定費なんだから無料で使わせてくれてもいい気がするんだけど、10分100円です。
搭乗機内。
出発前は暇なんです。
足元は広く、長い脚(!)をこんなにも伸ばせる。
みんなはこの下で仕事をしてるんだー!
みんな大好き、東京ディズニーランド&ディズニーシー。
2012年5月22日オープン、東京スカイツリー。ツリーの影も見えますね。
1988年3月18日オープン、東京ドーム。別名BIG EGG。最近はBIG EGGなんて呼ぶ人もいないですね。そして、空から見るとまったくBIGではない。
武蔵野台地。平野から突然台地になっている。
マウント富士。窓側の席が空いていて本当によかったのと、好天に恵まれてこの絶景。なかなか狙っても見られない景色で得した気分。
ビールをお願いしたらCASSビールが出てくると思っていたんだけど、見たことのないビールが出てきた。
こちらが往路の機内食。酢豚みたいなものにご飯とコッペパン、サラダにフルーツとヘルシー食。復路の機内食はなんだか脂っこいものとチーズケーキとかで、こちらの方がおいしかった記憶がある。(復路の機内食は撮影前にうっかり食べてしまった…!)
「コチュジャンイリマスカ?」とCAさんが聞くもんだから、もらえるものはもらおうともらってみた。隣の韓国人のオッサンが白いご飯の上にブヒャ~~~っとかけてたから、真似してブヒャ~~~~~~~~っとかけたら、もう辛いのなんの。ふだん国内で食べているコチュジャンはどちらかといと甘いんだな。しかし、帰国後のいまはこの辛さがクセになっていて、白飯のうえにかけてご飯を食べることが多くなった。
そら~。キレイ。
これが信州あたりだったかなぁ。
韓国の海。汚い…。
汚いっすねぇ。長い橋が架かってます。
11:30ごろ無事に金浦空港に到着!
なぜだかとても混んでいて入国手続きの行列を待つのにおそらく10分~15分くらい待っていたのではないだろうか。
席を窓側にしてしまったもんだから、トイレをずっと我慢していて大変だった。
こちらが搭乗機のアシアナ航空。色合いが好みです。
さて、今回の旅程は以下のとおりだ。
- 1日目:日中は1人、夜カツ一家と合流、そのままカツんちに泊めてもらう。
- 2日目:カツ一家と過ごして、宿は明洞。
- 3日目:完全に1人で20時のフライトで帰国。
ということで、1人で動くときには世界遺産巡りをしようと決めていた。今回狙っていた世界遺産は江華島にあるコインドルと水原にある水原華城だ。初日は時間もあるので、水原よりも遠い江華島を狙っていた。江華島に行くのであれば金浦空港ではなく、仁川空港にしておけばよかったのかもしれないが、それはしょうがない。
ルートはこんな感じ。
こうやって後日Googleなんかで見てみると難しそうではないのであるが、何が大変ってバスに乗ること。後に詳しく書くが、バスにはハングルでの案内しか出ていないため、乗るのも降りるのもまぁ難儀。本当に大変だということを知らずに…。
まずは、空港にあるInformationでカタコトの英語で江華島に行きたいということを伝えると、まさに上のルートどおりの案内をされた。まずは金浦空港となりの松亭(ソンジョン、송정)駅に行って、そこからバスに乗れとのことだったので、素直に松亭(ソンジョン、송정)駅に向かう。地下鉄の乗り方は前回マスターしたので問題なし。
電車内はこんな感じ。日本のと変わりませんね。ガタンゴトンガタンゴトン。
唯一日本と違うのは、電車の中でジャパネットたかたもビックリな、実演販売が始まること。それがまた意外と売れるのである。
松亭(ソンジョン、송정)駅前の風景。あまりに寂れてて不安感が増長される。さてさてバスはどこから乗るのかというと、韓国には日本のように路線別のきちんとしたバス停というのがなく、1か所だけがバス停で、来るバス来るバスにそれぞれ飛び乗っていくイメージ。
江華島に行きたかったのであるが、ハングルでの表記のみなのでぼくにはどれが江華島行きかわからず、韓国入国後わずか30分間で挫折を味わうことになる。松亭(ソンジョン、송정)駅の駅員さんにもカタコトの英語で江華島に行きたい旨を伝えるも、「バスに乗って行け」の一点張り。バス停に戻るも観光案内もなければ英語表記のバスの案内もない。これじゃあきらめざるを得ない。
後日、日本のバス停を見てみた。それは、他国語の表記があるかどうかを確認するためだ。すると、日本も韓国同様に公用語である日本語での表記しかなかった。これじゃ海外の観光客には不便なので英語・中国語・韓国語くらいの表記は必要なのではないかと思った。(京都とかは英語表記がありそうだね)
仕方がないので最終日に行こうと思っていた「水原華城」を目指すことにした。
ルートはこんな感じ。
ひたすら電車に乗って水原を目指す。特急とかもあるんだけど、乗り方がわからない&時間があるということで延々鈍行で。
ソウルは東京よりも涼しいんだけど、この日は天気もよく気温も高め。ウロウロしていると汗をかいてきたので水分補給。これはなんだかいろはすっぽい水。
どんどん乗って「九老駅(구로역)」で乗り換え。乗り換えるにしてもハングルだらけで本当にもなんだかよくわかりません。見た目の文字の恰好だけで判断して乗り換えをする。ハングルはほぼパズル。
ぶじ水原駅(수원역)に到着。これは駅前の風景。これ以外の商業施設は見当たらず、またまた不安に苛まれることになる。
ガイドブックによると駅近所に観光案内所があるとのことなので、まずはそれを探してみることにする。
観光案内所発見!
ソッコーで中に入って、「日本語」とプレートが出ているカウンターにまっしぐら。ガイドブックを取り出して、水原華城に行きたいというと、乗るバスの番号と降りる停留所の名前「八達門(팔달문)」を教えてくれて、メモも渡してくれたけど…。バス停や路線図に漢字表記がありますように…。上手にバスを降りられるかな…。
おいー、漢字ないじゃん。バスはご覧のとおりハングル表記しかないので、どこへ行くものなのかさっぱりわかりません。
教えられた番号のバスに飛び乗る。たしか1,200ウォン。日本円で90円くらい。この写真の真ん中に写っているモニタに次の停留所が表示されるだろうと踏んで、よく見える席に着席。10分ほどしてモニタを凝視するも、まったく停留所なんて表示されない!されたとしてもほんの一瞬でハングルのパズルを照合するには時間が足りない。お城っぽいものが左手に見えてきたので、よくわからないけど停留所で降りてみたら、やはりミスっていた。目的の停留所で降りそこなっていて1つ行き過ぎていた。1つだけで済んでラッキーだったか。
だだっ広すぎて入口がわかりません…。
バス停を降りそこなったので、歩いて「八達門(팔달문)」まで戻ってチケット売り場にやってきた。先客は中国人らしきカップルが1組のみ。ここは「南砲楼」という入口。
これがその中国人らしきカップル。
写真でわかるかどうか若干不安ですが、とんでもない上り坂なのですよ。
西南暗門。機能はよくわかりません。城郭への出入口でしょうか。
西舗楼。何をするのでしょうか…。もうここまで来るまでに相当に登っているので、ヘトヘト…。汗も超かいてるし、まさか韓国でこんなに心臓破りの山を登るとは思わず…。スニーカーを履いて行っていてよかったなぁと改めて感じた。
西三雉。ここは壁に穴が開いていて、場外の敵に向かって矢を放つ場所らしい。
こういう穴が開いてます。
広さはこんな感じ。
今年は世界遺産づいていてたぶんこれは今年5個目くらい?かな。
孝園の鐘。この脇にチケット売り場が設置されており、「アニョハセヨ~」の掛け声とともにチケット所持の確認を求められる。わざわざ日本から観光地にやってきて、フライト時間と同じくらい電車に揺られてまで来て、インチキしてお城の中に入ろうなんて思ってないから、そんなに真剣に疑わないでくれよ。
気を取り直して歩いていると、何やら動く物体が…。
その正体はリスでした!
写真ではわかりにくいのですが、真ん中に写っている松の木の幹の中腹に、リスが写っているんです。野生のリスは初めて見た気がする。
最上段の西将台に到着。ここではほかの観光客がたくさん休んでいた。そうですよね、こんだけ登ってくると疲れますよね。
こんなに高台なのです。
下山中にでっかい銅像を発見した。写真を撮りたいと思ったのだが、地元の学生らしき女の子2人組しかいない。日本の観光客がいたら堂々と写真撮影のお願いをするのだが…。勇気を出して彼女たちに英語で「写真撮って」とお願いしたら、快諾してくださった。カムサハムニダ~。ぼくがスケールになっているので、その大きさをおわかりいただけるだろうか。
さらに下山して、華城行宮に立ち寄る。華城の入場チケットで入れるのかと思って当たり前のように堂々と門を通過しようとしたら、韓国語で思いっきり注意されてチケットを買い直した。なんかまくしたてられたのだが、意味が分からないのでイライラもしない。
韓国の歴史的な建物は、すべてこんな感じになっている。3日目にも同様の建物が出てくる。
入るべからず。英語では「Please keep out」ってなってるのに、何で日本語では「入るべからず」なのだろうか。間違いではないけど、「立ち入り禁止」くらいがちょうどいい気がする。
あ、こんにちは。日本からやってきました。
ここが華城の近所の街並み。卍とかあるし。昼間はいいけど夜間はちょっと歩くのは怖いかもしれない。
このあたりでカツと連絡が取れ、17:30過ぎにソウル駅で待ち合わせとなった。韓国という異国の地で友人と待ち合わせとかなんだか変な気分なんだけど、日本にいるのではないかという錯覚に陥る。
ここからまた1時間かけてソウルへ戻る。
ぶじ佐々木夫妻と合流。ようやく日本語で話ができる状態になってホッとする。カタコト英語すら使えない郊外の韓国はかなりのストレスだった…。
ここから麻浦(マポ、마포)までタクシーで移動して、焼肉街に行き、焼肉を食べていったん佐々木家へお邪魔し荷物を置く。(焼肉の写真を撮るのを忘れて無心に食べてしゃべってしまった…)
その後、狎鴎亭(アックジョン、압구정)に行ってクラブへ。日本語のできるお嬢さんたちと日韓交友を深めたのである。
しばらく飲んでいると腹も減ってくるってもんで、お嬢さん方にユッケジャンクッパを食べられるお店を教わってクラブ近所の中華料理屋さんに入ってみたら、ユッケジャンクッパがなく、麻婆炒飯を食べることになった。よくよく考えると中華屋さんにユッケジャンクッパなんかあるわけないじゃんね…。
この日はかなり活動したのでカツの家に帰ってきたら、バタンキュー…。
DAY2:二村~東大入口~龍山~鍾路3街
おはようございます。二日酔いもほとんどなく、爽快な韓国の朝。昨夜の帰りにはドシャ降りの雨だったのだが、今日はきちんと止んでいる。
今日は買い物にでも行こうかと、カツ夫妻といっしょに家を出た。びっくりしたのが、韓国にはKIOSKみたいな小さな売店が、普通の道路上にあること。ここで簡単な飲み物やお菓子、ロトなどが売っていた。この写真のお店はキャンプ用の椅子とテーブルまで出ていて、飲食ができるようにまでなっていた。自販機などがない分、こういうチャネルが発達したのでしょうか。
まずは腹を膨らませようと、カツの奥さん美穂ちゃん推薦の参鶏湯の有名店「土俗村」さんへ。ぼくのような観光客よりも地元韓国の方がたくさん行列となっていた。
建物は改装してからまだ時間がたっていないのかもしれない。キレイ。
食前酒が配られるのであるが、これが強烈。寝起きにはあまりに強烈で一気に酔いが回りそう。
参鶏湯登場!日本で食べるものより大きいし、何より安い。(おごってもらっちゃったから、本当は安いとか言ってはいけない。ごめんなさい)
15,000ウォンなので、日本円に換算すると約1,200円くらい。これ一つ食べるだけですっかり満腹。
続いて身重のため日本でお留守番をしている妻のために、免税店でお買い物。今回行った免税店は「新羅ホテル」の免税店。ホテル自体は高いのでこんなところには泊まれません。
免税店は外国人なのか韓国人なのかわからないのだけど、非常に混んでいた。おそらく一番多かったのは中国人。やっぱり中国は元気がいいんだなぁ。
免税店のスタッフはほぼほぼ日本語ができるので、買い物も楽ちん。
韓国にも迎賓館がありました。当たり前か。
これがホテル。とても大きいのだが、厚さがない。結構不思議な作りになっている。
こちらがホテルのロビー。にしきのあきらの袖みたいなのがいっぱいぶら下がっていてキレイだった。
せっかく来たのでってことで、「The Library」というラウンジでワインを飲む。
このあと龍山駅(용산역)まで移動してカツのゴルフグッズを買ってから、夕飯へ。今夜は鍾路3街駅(종로3가역)にあるフグ屋さんに行くことに。普通の韓国旅行だったら食べられないようなものに連れて行ってもらって、こりゃ幸せだ。
本当に韓国でもフグ屋さんが存在した。
フグの皮。日本だとポン酢などで酸っぱくして食べることが多いが、ここは韓国、さすが。辛い味付けになってます。といっても、やたらに辛いわけではなく、ちょうどよい。
これが日本だと「フグちり」ってやつにあたるのかな。韓国のフグの切り方は豪快で、完全にぶつ切り。繊細さのかけらもない。このフグの下にはもやしが入っていて、この煮えたもやしとコチュジャン(?)を和えた食べものがまた美味。酒がすすむ。このほかに、日本と同じフグのから揚げなども食べた。ここもたしかご馳走になってしまったのでこれらがいくらなのかがわからない。ついでに店の名前もわからない。
まだまだ遊ぶぞってことで今夜のホテルをとってある明洞(명동)にやってきた。どうもイベント開催中だったようで、街全体がクラブのようになっていてクラブミュージックで街中が爆音に包まれていた。韓国スゲーな。
今回泊まったホテルは「サボイホテル」。受付のおねーちゃんの対応があんまりよくなかったといえばよくなかったのだが、日本語はOKだし、シングルの部屋をなぜか勝手にツインにアップグレードしてくれた。何より明洞の街中にあるので便利至極。そしてあんまり高くない。次回訪韓の機会があればまた使いたいなと思えるホテルだったので、みなさんにもオススメ。
DAY3:明洞~安国~三角地~南大門市場~金浦空港
おはようございます。
韓国最終日の今日もまた1人なので、まずはホテル横のハンバーガーショップ「Kraze Burgers」さんに入ってフライト時間の20:00までどこに行こうか思案…。初日に諦めた江華島のコインドルがどうにも名残惜しいのであるが、うまくバスに乗れてそこに行けたとしてもフライト時間までに戻って来られないとも限らない。
お店は11時からで、ぼくが入店したのがちょうど11時。レジカウンターがまだ開いてなかったのだが、「ヨギヨォ~」と店員さんを呼び出して、カタコト英語でオーダー。
ぶじ、目的のビールとハンバーガーを注文できた。お肉はジューシーとは遠いのであるが、かなり肉!って感じでおいしかった。
韓国の電話ボックス。
韓国の公衆電話。デザインこそ違えどコインを入れるのとカードを入れるシステムは日本と同じようだ。
ぼてじゅうがグローバルにがんばってました。
結局、今回訪問するのは、北村韓屋村⇒昌徳宮⇒戦争記念館というルートに決定。こちらは明洞駅(명동역)。日本の地下鉄に比べるとホームの幅が広く、天井も高いのでとても解放感が感じられる。
まずは地下鉄で「安国駅(안국역)」に向かう。駅をあがるとなんだかとんでもない量の唐辛子を干していた。量もすごいけど大きさもすごい。
北村韓屋村はこのように、昔の韓国お屋敷がたくさん並んでいる場所だ。古い家屋だからといって人が住んでいないわけではなく、普通に暮らしているようだ。すごい数の観光客が来るので、住んでる方としてはうっとうしいだろうな。
「セコム、してますか?」©長嶋茂雄。
人が住んでる証拠ですね。左奥の壁にもSECOMのマークが見える。何がすごいって、SECOMが世界展開していたこと。「安全はお金で買う」なんてよくいわれるが、日本のように過保護な文化圏だけかと思っていたら韓国も同じなんだな。立派な経済大国。
この近辺は坂道が多く、ちょっと歩くとすぐにこのような高台になる。
電線カオス。こんだけグチャグチャできちんと機能しているところがすごい。
何の変哲もない坂道なのだが、なんだか超~~~臭かった!ので1枚パチリ。
韓国のパトカー。日本のよりもカッコイイ感じがしますね。
次の目的地の「昌徳宮」に向かう途中、中途半端な大きさの公園があり、立ち寄ってみたら音楽祭のようなことをやっているようで、リハーサル中だった。なので、客はほぼいない。
昌徳宮の敦化門。
ここは世界文化遺産の1つなのだが、どうにもこうにも似たような建物がたくさんあるだけで何もおもしろくない。歴史的背景をもうちょっと学んでから見学に来たら楽しめるのかもしれないが…。
とりあえず中国人だらけだなって感想。日本でもそうだが、中国人観光客大杉。尖閣諸島(ry
次の目的地「戦争博物館」へ向かう。ここは最寄駅の「三角地駅(삼각지역)」。
地下鉄の出口をあがってみると、普通の住宅地的な街並み。日本人がいなかったり、日本語が通じる場所なんてないんだろうなと、とりあえず途端に不安に襲われる。
人どおりもほとんどない。ときたま開いている店をのぞきこんでみると、昼から酒をひっかけちゃってるおじさま方が韓国語でわめいている。こわー。
到着!戦争記念館。
竹島(独島)問題でにぎやかなときだったので、こういう場所に来るにはやや刺激が強すぎるかな?と思っていたのだが、何より真実を把握することが大切だと思いやってきたもの…。
なんかもう…。
これは兄弟の象ってタイトルだったかな。この写真ではスケールがないのでわかりにくいと思うが、超でかいのだ。これを見ただけでなんだか空恐ろしくなって鳥肌立った。
これってなんだよ…。
これが博物館の建物。国旗がグルリと立っているのだが、日の丸は見当たらず。
建物側から広場を見た図。人いねー。人気ねーな、この場所。
建物に入ってみると、受付にあった「韓国語」「英語」「中国語」と日本語の受付はない!まー、なんとなく予想はしていましたがあからさまに日本語除外されていると腹が立ってきた。この戦争記念館は入場無料で、寄付金を入れて中を見学する仕組みになっているのだが、ぼくは寄付せずに入館。(帰りに申し訳ない気持ちになったので1,000ウォンを寄付)
仕方がないので「英語」の窓口に行って、入館方法や入場料などを確認したのだが、上述のとおり無料とのことだった。日本語のパンフレットはいちおう用意されていたので1部もらった。
韓国版零戦?
これはなんでしょうか?
正解はこの戦車の中でした。
日本の展示コーナーは外人さんに大人気。
鎧兜と鉄砲が一緒に飾られていたりで、時代錯誤も甚だしい。世界大戦中もこんな格好で戦っていたと思われているのだろうか…。
受付に日本語がないと書いたが、なんと展示パネルも日本語の表記は一切なし。このパネルに限らず他の展示品も日本語がないのでほとんど理解できなかった。(英語をいちいち読んでいたら帰りのフライトに間に合わなくなる)
中国の展示コーナー。キョンシー。
北朝鮮だけでなく、韓国、おまえもか…。的なミサイルだかロケットだかわからない。
世界大戦中の様子がこのように蝋人形とかでジオラマ化されているのだが、これがリアルすぎて非常に怖い。いまにも話しかけてきそうなくらいリアルなんだな。夜中にこのジオラマエリアに閉じ込められたら発狂すること必至。
戦争記念館は韓国語ができないと理解できないので、韓国人のお友達がいる場合には一緒に行くことをお勧めする。ちなみに、展示物は世界大戦のものよりも朝鮮戦争のものが多かった印象。
勉強不足で知らなかったのだが、朝鮮戦争時に韓国は北朝鮮にかなり押されていたところ逆転していまの形になったということを知った。もちろん日本語の解説はないのだががんばって英語を読んだのと時系列で領土争いの地図が何枚も掲示されているので感覚的に理解ができた。
明洞に戻ってきたら、スゲー人。遊ぶところここ以外にないのかよ。ってくらい若者が多い。
ぼてじゅうに負けずに新宿さぼてんもグローバル展開。
まだフライトまで時間があるので南大門市場あたりをぶ~らぶら。偽ブランド物が百花繚乱。
上野御徒町みたいだな。
ソウル駅から金浦空港まで電車で行くためにソウル駅に出てきた。最後の食事をしようとソウル駅近辺のお店に入ってみたのだが、まったく日本語も英語も通じず。ユッケジャンでも食べたいなと思っていたのだが、店のおばちゃんに「ビビンパかカルビスープかどっちだ?」的な詰問をされたので、後者を選択。
食べたかったユッケジャンとは真逆のまったく辛くない白湯のカルビスープが到着。おいしかったけどやや心残り。CASSビールももうこれで最後かな。
腹がふくらんだところで空港へのA’REX乗り場へ。あー、もっともっと滞在したかったよぉ~。
電車の中はキレイ。そして空いてる。
この謎のビーバー(?)たちは去年もいたな。
帰りのチケット。
さっき食べたカルビスープが最後のご飯と思っていたのだが、なんかもう「観光に来たらいろいろ食べないと損!」みたいな気持ちになっていて、空港のフードコートに吸い込まれる。
こんどはビビンパ定食にしてみた。この真ん中のお味噌汁は冷製でした。韓国、新鮮だな。
と、2泊3日の訪韓が終わったのでした。前回も思ったのだが、もうちょっとものの注文などを英語ではなく韓国語でできるくらいには会話を覚えたいなぁと思ったのでした。
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