八丈島旅行。

八丈島旅行。

3月に上場してから、大学院時代の恩師とのやり取りが増え、海遊びの話になり、「沖縄がいいけど、沖縄はちょっと遠いから、東京から1時間で行ける八丈島に行かない?」みたいな話になってあれよあれよといううちに実際に行くことになった。

1日目。

八丈島に行く方法は、竹芝から船で行くか、羽田から飛行機で行くかの二択。船だと12時間近くかかるとのことなので、実際には飛行機で行く一択になる。飛行機はANAしか飛んでおらず、ANAのマイルカードを持っていると変更やキャンセルができる「ビジネスきっぷ」というものを購入できるので、万が一の新型コロナウイルス感染や台風襲来などでキャンセルしなくてはならない状況になっても問題ない。しかしツアーではないのでやや割高ではある。

とった便はANA 1891便で7:30羽田発の飛行機である。これに乗るためには朝5:00に起きて5:30ごろ家を出ないとならない。タクシーでバスタ新宿まで向かい、そこからリムジンバスで羽田空港第2ターミナルまで向かう。自宅から約1時間で羽田空港まで行けるので楽ではあるが早起きが辛い。6:30過ぎに羽田に到着すると、これまでに宮古島に行っていたときに比べて若干人が増えているように感じる。新型コロナウイルスの感染者は増えているものの、行動制限がまったくない状況なので、みんなしっかりと夏休みを満喫しているようだ。子どもたちはより一層うれしいだろう。

羽田空港
羽田空港

乗った飛行機は満席で、乗客が全員しっかりと乗り込むのにも時間がかかり、7:30発の飛行機にもかかわらず、8:00になってもまだ羽田空港に残ったままになっていた。

飛んでしまうとわずか40分弱で八丈島に到着。これまでの人生でもっとも短いフライトとなった。飲みものの提供も全員には行われず、希望者にのみりんごジュースが配られていた。もちろんわたしは不要。

ずっと低いところを飛んでいるので、景色が楽しめた。

高速道路
高速道路
東京湾
東京湾
大島
大島
三宅島
三宅島
八丈島
八丈島
八丈島空港
八丈島空港

空港に着くと、前から島に遊びにきている先生がレンタカーで迎えにきてくれていた。このあと続々と仲間がやってくるので、レンタカーをもう1台追加しているためその追加分のレンタカーを取りにレンタカー屋さんへ向かう。八丈島のレンタカーはわりとオンボロな車が多く、沖縄などとはえらい違い。

車をピックアップしたのちに、荷物を置きにホテルへ向かう。今回の投宿先は「八丈ビューホテル」さん。八丈島にはしっかりとしたリゾートホテルは少ないそうで、八丈ビューホテルさんはその数少ないリゾートホテルの中でもかなりしっかりしたほうだそう。たしかにしっかりしていた。

ここで水着に着替えて勝手なシュノーケルに向かう。最初に向かったのは八重根港という堤防があるところ。シュノーケルスポットではないので勝手に潜る。しかし、潮溜まりのようになっている部分は、あまりきれいではなく、さらに魚もほとんどいないので10分ほどで上がって、メインのビーチである底土ビーチに移動する。

底土ビーチ
底土ビーチ

沖縄の海と違って、火山の土が多いために砂が黒く、お世辞にもあまり美しいビーチとはいえない。水の透明度はそこそこにあって、水中に入るときれいではあるのだが珊瑚礁でもないために、海底の色味なども沖縄と比べてしまうと見劣りしてしまう。12時から会議があるので慌ててホテルに戻ることに。

ホテルで2つのオンライン会議を終わらせ、午後到着便の仲間とともに「みはらしの湯」さんに向かう。

登龍峠
登龍峠

温泉の前に少々ドライブをということで、登龍峠に立ち寄り。ここも大坂と同じように上のほうから島を一望できる眺望のいい場所だ。さっき遊んだ底土のビーチを望むことができる。

温泉に入り、一息ついたところで夕飯のお店に向かう。今夜の夕飯は「梁山泊」さんにお世話になることになっている。

島寿司
島寿司

写真は島寿司。くさややらウミガメの煮込みやらいろいろと食したが、もっともおいしかったのはこの島寿司。いろいろと食べるだろうからと、それぞれ半人前しか頼まなかったのだが、島寿司は1人前注文しておいてもよかったかもしれない。

梁山泊でお腹を満たしたあとは、近所のスナックでカラオケをすることに。梁山泊のスタッフさんに聞いて、歩いていける「BA BAR」さんに向かう。セット1,500円、飲みものは1杯900円〜となっている。お会計のときにデンモクを一生懸命見ていたので、カラオケ代ももしかしたら1曲あたりのチャージがかかっているかもしれない。

タクシーでホテルに戻る。夜空の星がとてもきれいだった。

2日目。

今日は午後からシュノーケル体験を申し込んでいるので、AMはまったりとホテルのプールで過ごす。ここでもかなり日に当たってしまって日焼けが進む。

ホテルのプール
ホテルのプール

12:30のシュノーケル体験の前にランチをしようと、明日葉うどんで有名な「一休庵」さんにみんなで向かう。7名もいたのだが、昨日のうちから予約をしてあったのですんなり入店。わたしは冷やしたぬき明日葉うどんを注文。カツカレーうどんが有名なようなのだが、朝食も普通に食べてしまったのでとても食べることができずに断念。

腹が満たされたところでいざシュノーケルへ。今回お世話になったのは「オーシャンブルヴァード」さん。アソビューで探して価格と内容がよさそうだったのでお願いすることに。予約の変更もたびたびしてしまったのだが非常に柔軟にご対応くださって、とても気持ちいいお店だ。

ウミガメと泳ぐ
ウミガメと泳ぐ

潜ってしばらくすると、今回の目的であるウミガメに遭遇。本当に本当にかわいくて、人にも慣れているようで、こちらから執拗に追い立てたりしなければ逃げない。それどころかどんどん近づいてきたりもする。また、カメもずっと潜っていられるわけではないようで、一定のペースで海面に顔を出して息継ぎをしているのもとても愛らしかった。

シュノーケル体験が終わったあともシュノーケルグッズを貸してくれるとのことだったので、そのままビーチに戻って勝手にシュノーケル。さすがに昨日もやっているのですぐに飽きてしまって15分くらい泳いだところで終えてビールを飲む。暑いのでとにかくうまい。

ホテルに戻って風呂に入り、夜の宴会に備えてしばし休む。30分くらいうたた寝してしまっただろうか。

今夜の宴会場は「いそざきえん」さん。ここは島流しにあった人が放免される際に振る舞われるという「御赦免料理」というのが有名だそうで、大きな葉っぱの上に料理が華やかにあしらわれている料理だった。

姫鯛の造り
姫鯛の造り
島料理
島料理

この写真以外にも金目鯛の唐揚げや、鯛の塩釜焼き、麦ご飯のおじやなども続々と出てきてとても食べきられる量ではなくもったいないことをしてしまった。申し訳ない。夜はコース料理だけしかないので仕方がないのだが、値段は変えてもらわなくていいので、事前に食べられるボリュームなんかを確認してもらえると無駄なことにならなくてよかったかもしれない。

3日目。

早くも帰宅せねばならない日になってしまった。今日は唐滝・硫黄沼にハイキングに行く。レンタカーを1台返してしまったので、車が足りず、1部はタクシーで向かうことに。ホテルから20分くらい走ったところに滝への入り口があり、そこから約45分くらい登ったところだろうか。足元もかなりタフな状態で、想定以上の運動量で疲れてしまった。

唐滝
唐滝

しかしこんなにきれいな滝が現れたときにはそんな疲れはぶっ飛んで、登ってきてよかったなという気持ちでいっぱい。

唐滝
唐滝

汗だくになっていたので、すぐに裸になって滝壺にドボン。冷たくて気持ちがいい。滝の下に入ってみると、日焼けした肌に水が落ちてきてものすごく痛い。しかし気持ちよかった。いい経験ができた。

あっという間の2泊3日の旅だったのだが、また近いうちに行けるように日々の仕事をがんばろう。