ちゃんぽん 唐八景@高円寺。
住宅街の謎の店
近所の高円寺を散歩していたら、いわゆる「街中華」という雰囲気の店を発見。最近は外食もチェーン化が進んで、街中華に立ち入ることが減っていて悲しい限り。先日記事にした西國飯店さんもしばらく前からまったくシャッターが開かなくなってしまった。
今回発見したお店は、「唐八景」さん。中華らしからぬ緑色の暖簾が怪しすぎる。発見した日は食事をしたあとだったので見送ったのだが、気になって仕方がないので本日突撃を決めた。
店の前に来てみると、暖簾と擦りガラスで中を窺い知ることができない。どんな店員さんがやっているのか、どんなお客さんがいるのかまったくわからないので不安しかないのだがせっかく来たのだから入店するほかない。
入店してみると
歳の頃は70過ぎくらいのマスター1名と、女性2名の先客が1組のみ。店内はカウンターのみで約10席。先客のテーブルにもなにも乗っていないので来たばかりなのだろう。マスターは厨房でフライパンをいじっているので注文は済んでいそうだ。さて、わたしはなににしようか。
メニューはシンプルで、長崎ちゃんぽん屋さんのそれしかない。ちゃんぽんに皿うどんにチャーハンに餃子。焼きそばはちょっと珍しいかもしれない。
ちゃんぽん、餃子、ビールを注文。マスターは先のお客さんのものを作っているので、わたしの注文はつぎのロットでの製造となった。その間、ビールとアテとして出てきた柿の種で時間を過ごす。
まずは餃子が登場。専用のたれがボトルで出てくる。酸味の強い専用のたれで、ラー油と合わせるとおいしい。餃子そのものはかなりの大きさで一人で6個食べるのはなかなか大変。皮は厚めでカリカリの部分とモッチリした部分があり、2つの触感を楽しめる。ニンニクがしっかり効いていてわたしは好きなタイプの餃子だ。
ちゃんぽん
真打ちゃんぽん登場。野菜の量がすごい。具は、キャベツ、もやし、長ネギ(珍しい)、きくらげ、豚肉、ちくわ、かまぼこ、えび、イカと豪華絢爛。白濁とんこつスープも甘みがあり非常においしい。
お店はそれなりに年季が入っており、「キタナシュラン」の認定もされていた。たしか、これってミシュランから苦情が入って、後日「キタナトラン」って名前が変わったコーナーだったような。認定は2009年になっていた。
食べ終わると九州弁で話しかけてくれ、立派なバナナのお土産も手渡してくれた。また伺いたい名店。
1月26日追記。
再訪してかた焼きそばにも挑戦。ボリュームたっぷりで美味。ビールのアテにちょうどいい。
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