サンプル・ラボ。

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サンプル・ラボ」が流行っているらしい。
今週号の日経ビジネスに取りあげられていた。どのようなものかというと、試供品だけを集めた“お店”という形態だ。
今年の7月25日に東京・神宮前に構えられたその店は、約330㎡の敷地内に、食品や日用品雑貨の試供品が100種類以上も陳列されているとのことだ。その中で気に入ったものを無料で持ち帰ることができる仕組みだ。
オープン初日は1,500人もの人が押しかけたため、現在では整理券を配布し、1日800人前後での運営規制がしかれるほどの人気。
なぜ“お店”かというと完全に無料ではなく、300円の入会金と1,000円の年会費がかかるからだ。これで何度でも(1日5品まで)試供品を楽しめる仕組みだが、試供品を持って帰ったユーザーは、その商品についてアンケートに答える義務がある。誰がどの商品を持ち帰ったかを識別するには、バーコードと携帯電話を駆使して管理している。
携帯電話で個人を識別されていて不良ユーザーの場合には、強制退会させられる。さらには自分が興味のある商品を持ち帰っているため、非常に質の高い回答を得られるそうで、商品者のニーズとメーカーのニーズが見事にマッチしたかたちだ。
100円ショップなどの流行でものを安く買える時代になったが、ついには試供品だらけの時代もやってくるのだろうか…?