大阪出張。

大阪出張。

新しいサービスのトライアル商談のためにものすごく久しぶりに大阪まで出張。前回大阪に行ったのがいつのか思い出すのも大変なくらいに久しぶり。

新型コロナウイルスの影響で、人々の外出は大きく制限されていたが、東京オリンピック・パラリンピックが終わったいまは日々の感染者数も減ってきて、少しずつ制限も緩和されつつある。

1日目

しかし、新幹線は非常に空いている。少し仕事をサボって前泊とし、さらに東京駅15:09発ののぞみ43号に乗り込む。

崎陽軒シウマイ弁当
崎陽軒シウマイ弁当

と、その前に駅の売店で崎陽軒のシウマイ弁当と缶ビールを買い込む。駅弁といったらこれでしょう。温めても冷めてもおいしい崎陽軒のシウマイは本当にすごいと思う。むしろ冷たいほうがおいしいのかもしれない。

新横浜に着く前に弁当は食べ終わり、しばし読書に耽る。このときに読んでいたのが、現役Mリーガーの小林剛選手が書いた本『なぜロジカルな人はメンタルが強いのか? 現代最強雀士が教える確率思考』を読んでいた。この本はプロ雀士が書いた本ではあるが、麻雀の技術に関することは書かれておらず、日頃のビジネスに関する思考について、麻雀をモチーフに書かれている構成で、ぜひ普通のビジネスマンにも読んでもらいたい1冊だ。いいことが起こっても、悪いことが起こっても、それらは確率論の中で発生したできごとであるため、一喜一憂する必要がないというようなことが書かれている。

17:36に新大阪に到着し、投宿先である「ホテル阪急レスパイア」さんに向かう。ここは最近できたホテルだそうで、ものすごくきれいなのだがコロナ禍ということで宿泊代が安かったので選んでみた。

旧友との再会

じつは、MBAの同級生が大阪に住んでいるので、2年ぶりに会う目的もあって前泊にしていた。ホテルのロビーに迎えにきてもらって、まずは梅田駅の「たこ梅」さんに向かう。

あまりに久しぶりに会ったことと、たこの甘露煮がおいしすぎて撮影を失念する。せっかくのタコや鯨だったのだが残念でならない。

新世界
新世界
新世界
新世界
通天閣
通天閣

たこ梅で2杯ほど飲んだところで、御堂筋線の動物園前駅まで移動して、新世界界隈を遊ぶことに。せっかく大阪に来たのであればディープスポットにも足を運ばないと損である。しかし、相変わらずのダウンタウン風情でうれしくなる。再開発などでこのような場所がなくならないことを祈るばかりである。

居酒屋で覚醒剤を売るな!
居酒屋で覚醒剤を売るな!

こちらはあいりん地区に向かうアーケード商店街での1枚。ものすごいインパクトの看板が出ていたので思わず写真を撮ってしまった。居酒屋で覚醒剤を売るとはなかなかな度胸だ。

大江電器店
大江電器店

いい味出してますね、大江電器さん。「ナショナル」ブランドの看板。もはや化石。そういえば我が家のオーブントースターもナショナルのロゴマークがついていたような。

鯛よし 百番
鯛よし 百番

こっちのほうに来たので、飛田新地界隈も散歩。店には入っていない。コロナ禍ではあるものの、店は普通に開いていて、これまでと変わらない様子にひと安心。ただし、このときは時短営業となっていて、20時閉店とのこと。闊歩していた時間帯がちょうどその時間帯だったので、すでに店じまいとなっている店舗も多数あった。

この写真の百番にはいつか行ってみたい。

新型コロナ感染者 ダッシュボード
新型コロナ感染者 ダッシュボード

飛田新地のとある交差点には、こんな感じのダッシュボードが設置されていた。交番前に掲出されている交通事故死傷者数の看板に似ている。フレームはLEDのライトなのだろうが、こんなにピカピカした感じのものでなくていい気がするが、こういう場所柄このタイプのもののほうがフィット感があるのだろうか。

スーパー玉出
スーパー玉出

スーパー玉出はこれまでとまったく変わらず営業中。PayPayの幟がたくさん出ているが、PayPayを使えるお客さんの割合はどの程度なのだろうか。。

戎橋のグリコ
戎橋のグリコ

ひとしきり散歩して、難波に戻ってきた。安定のグリコの看板。その隣の松岡修造もいい味だしている。しかしこの看板、こうやって各種ブログやSNS、テレビなどのメディアへの露出を考慮すると、広告費換算したらどのくらいの費用になるのだろうか。相当な露出量だと思うので、コスパのいい広告枠なのではないかと推察する。

EXPO2025
EXPO2025

東京オリンピック・パラリンピックという国際大会や、新型コロナウイルス騒動とやらで気の毒なくらい話題になっていないが、2025年には万博が大阪にやってくることになっていたのだった。そのモニュメントが戎橋の脇に造成されているのだが、こんな感じ。ゴミ置き場と化してしまっていてこれが一体なにを意味しているのだろうか。

時短営業の店舗が多いせいか、道頓堀は人の数が少なくて寂しい感じ。

2日目

この日は通常に仕事をする日。昨日までの遊び感覚を払拭して朝から活動。

まずは、大日駅にある医療機関に行くために、東梅田駅からOsaka Metro谷町線に乗る。しかし、東梅田駅があるだなんて初めて知ったし、そもそも場所がわからない。都心部は道路が広くおいそれと自由に横断することもできなければ、地下通路への入口もこういうときに限って見つけることができない。かなり焦って駅に向かって電車に飛び乗る。新型コロナウイルスの影響もあるのだろうが、人流は従来とほぼ変わらないのではないかというくらい人がたくさんいる。

大日駅での商談を終え、つぎは御堂筋線のあびこ駅へ。しかし、それまでに時間がありすぎるのでとりあえず難波に戻って「快活CLUB なんば御堂筋店」さんに入ってオンラインMTGとちょっとしたパソコンの作業を行う。ランチ時間になったので店をあとにして食事を。

金龍ラーメン
金龍ラーメン

いろいろなお店があるのだが、なんばに来たらやっぱり金龍ラーメンになってしまう。独特な臭いを放っている店舗に吸い込まれるように入店。そこらじゅうに店はあるが、今回入ったのは「金龍ラーメン 難波千日前店」さん。金龍ラーメンはなんで小上がりになっているのだろうか、座りにくいことこの上なし。

激辛ニラ、キムチ、にんにくのトッピングは新型コロナウイルス感染防止のためか、一人ずつ小分けにされて配布される仕組みに変わっていた。このあと商談があるのは理解していたが、ニラもにんにくも我慢することができずにトッピングしてしまった。ものすごくチープな感じもしなくはないが、なぜかコクと深みのある金龍ラーメン、やみつきになってしまう。

15:00にあびこ駅に到着し、もう1つの医療機関に訪問して簡単な商談を。あまり手応えはよくなかったが新しいサービスなのでお客さんへのウケがわかっただけでも収穫だ。

叔父と再会

この夜は、これまた3年近く会っていない叔父との再会を予定。18時ごろに法善寺横丁近辺で会おうという約束になっていたのが、時間はまだ16時過ぎ。叔父の仕事の都合がよくなったら電話をくれるとのことなので、それまでどうやって時間を潰そうかと思案して、最近自分の中でのブームである麻雀に行くことにした。寄ってみたのが「マーチャオγ大阪難波店」さん。入って驚いたのが、席で当たり前のようにタバコが吸えることと、ビールを頼んだら生ビールがジョッキで出てきたことだ。東京のマーチャオでは席ではタバコは吸えないし、ビールは缶ビールだからだ。生ビールはもちろん歓迎だが卓内での喫煙はとても歓迎できない。衣服がタバコ臭くなってしまうのがかなりしんどい。時計を見ると18時を少し回ったところ。しかし着信はない。 スマホの画面を見てみると電波強度を示すアンテナの棒線がゼロ。打っている卓がかなり奥まった場所なので、電波状況がよくないのだろうかと思い、とりあえずは店を出ることに。2半荘やってボロ負け。関西の洗礼を浴びた感じだ。

ドコモの電波障害

店を出るも自分のiPhoneは電波を捕捉できない。再起動してみるもダメ。なんでこんな雑な待ち合わせをしているときに限って調子が悪くなるんだとイライラして法善寺横丁を目指す。街ゆく人々もなんとなくスマホ画面を気にしながら歩いているように見えるのだが、それはわたしがスマホの調子が悪いと思っているからそのように見えるバイアスだと考えていた。いずれにせよどうにかしないといけない。会社から貸与されているWi-Fiの電源を入れて、とりあえずインターネットに接続してみることにした。すると、どういう都合なのかわからないがSMSが届いて、「連絡をくれ」とのこと。そりゃあそうだろう、約束の時間に連絡が取れないのだから。携帯がおかしくなって連絡が取れなかった旨を伝えて法善寺横丁のお地蔵さんに向かうことを伝えつつ、念のためYahoo!ニュースを見てみたら、NTTドコモで大規模障害とのニュースがトップに出ていた。それがこれ。理由がわかったのでいいのだが、当たり前に使えるものが使えないというのは非常に不便で困ったものである。基本料金の一部を返金してもらいたいくらいだ。

法善寺横丁脇の現代割烹「momo」

法善寺横丁のお地蔵さんの脇に、3年ぶりに見る叔父は以前とまったく変わらぬ風体で立ってわたしを待ってくれていた。そこで久しぶり!と簡単にあいさつしてすぐ脇の路地に入った。するとそこにはこじんまりとしたこぎれいな和食屋さんが。見るから値段が張りそうなお店だと思ったが、久しぶりの再会に叔父が見栄を張ったのだろうと遠慮なくいただくことにした。

写真のとおり突き出しからはじまり、メインのお肉までしっかりといただくことができた。お酒はビール、ワイン、ウイスキー、焼酎、日本酒と、種類自体は多くはないがこだわりの品々が置いてあり、メニューに記載のないワインもある。料理は基本はコースのみとのことだが、ちょっと飲みたいというお客さん向けにはアラカルトでも対応してくれるとのことで、使い勝手はよさそうだ。

叔父がスタッフと妙に気さくに話をしているので、どういう関係なのかと思って聞いてみたら、叔父とここのシェフは立ち飲み屋で出会い、それでいっしょにお店をオープンしたとのことで共同でこの店を経営しているとのことだった。コロナ禍にまさか飲食店をオープンしているとは思わず頭が下がる思いだった。

21時ごろ終えて東京に戻ろうと思っていたのだが、飲み始めたらまったく帰れる状況になく自腹でもう1泊することに。酔った脳みそでホテル検索アプリを使って、非常に安価な「相鉄フレッサイン 大阪なんば駅前」を取ったつもりで千鳥足で向かい、チェックインしようにもまったくチェックインできない。見かねたスタッフが出てきてくれて確認をしてくれたらなんととったホテルが違っていて、「相鉄グランドフレッサ 大阪なんば」を取っていた。土地勘もないのに加えて酩酊状態で正しいホテルに向かうもまったく到着する気配がない。覚悟を決めてタクシーに乗ると結構な距離走る。どこへ向かっていたのだろうか。

無事到着して即寝ののちに、昼過ぎに東京に到着する新幹線で帰京した。たまには出張もいいな。