予備校。

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予備校に行ってきた。
先日もこのブログ内で紹介した河合塾のそれだ。
国内MBA対策のガイダンスを聞きに行ったのだが、何気に人が少ない。僕を入れて7名くらい。うち2人は女性だ。
昨年のこの時期のガイダンスは1名だったそうだ。なぜ今年は7倍の人間が来ているのか…?
話を聞きながら、なぜなのか考えてみた。後述する。
話の中では、難関レベルや対策方法を教えてくれたのだが、難関校のレベルは以下のとおり。

  1. 一橋大学大学院 国際企業戦略研究科(通称:一橋MBA、ICS)
  2. 慶應義塾大学 大学院経営管理研究科(通称:慶応大学ビジネススクール、KBS)
  3. 早稲田大学大学院 商学研究科(通称:早稲田ビジネススクール、WBS)

と、1から順番に難易度が高いそうだ。HBSとKBSは昼間(フルタイム)の授業しか用意していないので、僕のような社会人は会社を辞めなければ通うことができない。よって鼻から視野には入っていないのだが、内田先生がいるWBSがなんと難関校。WBSは歴史が浅いから、そこまで難しいものだと思っていなかったのだが甘かったようだ。
1年間しっかり勉強しないとダメなようで、今から真剣に始めてようやく来年受験して大丈夫なくらいだ。時間とお金がかかりそうだ…。
さて、なぜ大学院(MBA)が人気なのか?僕の仮説を以下に記すが、あくまで仮説であり正解ではない。
【原因】
少子高齢化。受験生のパイが小さくなっている。
【現象】
大学側の経営視点で考えてみると、小さくなったパイを大きくしなければならない。
→受験する対象を広げる。→大学院(MBA)を積極的にアピール
昨今のMBA人気も追い風。
【結果】
我々社会人が、MBAという言葉や文字列を目にする機会が増えるため、出世などを考える人間は積極的に情報収集を開始。→予備校や各種セミナーに参加。→MBAってすごいんだと認識し始める。
なのではないかと考える。
それこそMBA的(経営学的)な視点で考えると、大学だって黙っていては食えない時代になってきてしまっている。いつだったか、目にしたのは東京理科大学の学長が、全国の高等学校にあいさつ回りをしているという情報もあった。そのくらい大学の生き残りは厳しいそうだ。
そこで、大学院や社会人が学ぶ場所を設け、ある程度お金にゆとりのある学生を呼び込もうとしているのだと思う。
受験費用が平均で35,000円だとしても、数百人が受験すればそれだけで数千万の売上になるだろう。
大学受験のときよりも勉強をしなければならない生活が始まるのだろうか…?