結婚式@八芳園。
結婚について
まさか自分の結婚式のことで記事を書くとは思っていなかったのだが、書くことになったので記しておく。結婚式関連のネタを書くのは、3年前の親友の結婚式の記事以来となる。
4/7に結婚しました。という記事は先日書いた。
このときは結婚というか入籍。どちらも夫婦生活を営み始めることを意味して、それらを区別して使用している人は少ないと思うのだけど、言葉が違う以上、なんらかの違いがあるのかなと思い、それぞれどういう意味なのかを調べてみた。
入籍…戸籍に籍を入れる(籍が入る)こと。
結婚…夫婦となること。特に、男女の間に夫婦関係を生ぜしめる法律行為。→こんいん
婚姻…社会的承認を経た(法律上正式の)持続的な男女関係。結婚。「―届」
(出典:岩波 国語辞書)
というわけで、実際には実際には「結婚」や「婚姻」ということばが正しそうだ。入籍の場合だと、初婚であればどちらかの籍に入るのではなく、2人で新しい戸籍を作るのでふさわしくない。つまり、養子縁組でも「入籍」という言葉はつかえると考えられる。
ただし、ぼくの場合には、おととし「分籍」というのを行って自分1人の戸籍を持っており、そこに妻が入るので「入籍」でもあながち間違いではない。
八芳園での結婚式・披露宴
こんな堅い話はさておき、4/7に結婚し、7/7に結婚式・披露宴を開催した。
結婚式を開催するにあたり、まずはどの程度に人数を呼ぶかを嫁と2人で議論した。もういい歳なので予算をかけようと思えば無制限にとはいかなくともそこそこかけることができる。それなので大人数で開催することも可能。しかし、みんなに来てもらうのも悪いから身内だけでこじんまりとやろうか?なんて意見も出たり。
まずは会場を見て回ろうと、4月末にいくつか会場を見た中で、八芳園に即決。というのも庭園の気持ちよさ、会場のバリエーションの多さ、これはつまり宴会の規模や演出の自由度にもつながる、そしてスタッフの対応のよさが決め手となった。八芳園はほかの式場に比べると若干割高ではあるが、これはそのメリット代ということだ。
妻が妊娠しているのでお腹が目立ってくる前に式を行いたいということで、7月7日が候補日となった。この日は仏滅ではあるのだがふだん六曜なんて気にして生活していないので、覚えやすい七夕の日に決定。希望の会場も空いていた。そして気が付けば120人もの方々を招待して開催する大型の披露宴となっていた。
式開催までわずか2か月という超短期間での準備のため、その後は毎週のように八芳園へ打ち合わせに通う。ご担当のプランナーさんともすっかり仲良くなり、遊び感覚で打ち合わせに行けたのがせめてもの救いか。
結婚式当日
七夕の日は雨が多く、織姫と彦星はなかなか会うことができないという。この日もあんまり天気がよくなく、せめて花嫁御寮を行う午前中だけはもってほしいなと会場までのタクシー内で何度思ったことか。
それでもやはりあんまり天気はよくならず、道路は濡れている。写真は八芳園正門。
(結局、披露宴終了後は大雨になっていた)
こちらが式を執り行う神殿。
教会式と神前式とが一般的ではあるが、ぼくらは日本人。なので神前式にした。ぼくは無宗教なのだが、こういうときだけクリスチャンでもないのに教会でものごとを誓うのってのはどうなんだ?というのも個人的にあったのだ。いわゆる欧米かぶれ。あ、欧米か!(ちょっと古い)
教会式は教会式でいかにもイベントっぽくていいし、もちろんそれはそれでアリだとは思うけど。
あと妻が「お母さんを結婚式に参加させたい」という希望もあった。(神前式だと母親が花嫁の手を引き、教会式は父親が花嫁の手を引く)
入れる人数はおおよそ110名くらいだろうか。披露宴に呼んだ方全員に入っていただいた。
誓いの言葉を述べる。ちょっとだけ緊張。
花嫁御寮。
なんとか天気がもって降雨とならなかったので花嫁御寮を開催。赤い傘は雨をよけるものではなく、花嫁を悪いものから守る意味があるそうだ。ふーん。
御寮で庭の上から下の方へ降りていくと、こんなにもたくさんの方々が待ち構えてくださっていました!もうホントにありがとうとしか言葉が出ない。
実は、招待状を送って「参加します」という返事をみなさんからいただいたものの、当日になってドタキャンで1人減り、2人減りして実際には人が減るんじゃないか!?なんて無駄な心配もしていたのだが、その心配はホントにただの無駄だった。みなさんありがとうございます。
こちらが受付に用意したウェルカムボード。友人に作ってもらったりすることも多いこのアイテムなのだが、依頼すると面倒だろうし互いに気を遣いたくないので外部のクリエイターに発注した。
ぼくはギターとラーメンが好きだということで、ギターを肩から掛け、右手にはラーメンどんぶりを持っている。顔も似ていると評判だ。左下には愛犬のクーちゃんも書いてもらっていて、これも似ている。
こちらは笹と短冊。受付の横に設置してもらい、受付を終えた方から順番に短冊を書いてもらった。ホントは普通の七夕のようにお願いごとを書いてもらうつもりだったのが、見てみるとお祝いの言葉がたくさん書かれていた。
さてこれ、結婚式が七夕の日なので、笹の葉と短冊を用意してくれと式場に依頼した。式場にものを頼むと法外に高い費用提示があるので「どんだけお金がかかるんだ?」と構えたが、なんと15,000円也。これも高いのかもしれないけど予想外に安かったので即発注。
披露宴
こちらが披露宴会場。昨年11月にリニューアルされたばかりという会場で、壁の白木などがまだまだとてもきれい。和装・洋装両方を着ることになっていたので、このような和洋折衷な雰囲気の会場にした。
ホントは、120名が入る箱、庭を演出で使える箱となるとこことあと1つくらいしかないという理由もアリ。
こちらがテーブルセッティングの例。例というか本番。
真ん中にお花が入ったガラスのボールがあるのだが、あれで花の量を抑えながらにもボリューム感を出せるので費用的には効果的。しかし、ボールが乗ってる反射板がおわかりいただけるだろうか。あれも1枚300円もお金を取るというせこさ。何百万も遣ってるんだからそれくらいオマケしてくれよと思うのだが、式場からしてみたら「何百万も遣ってるんだから数百円くらい気にするな」ってことだろう。
ここでアクシデント。
受付を済ませてみなさんに入場いただいたのだが、その間には我々は羽織袴と色打掛の衣装撮影をするのだが、そこで妻がノックアウト。蒸し暑かったのと帯を締めつけられてるのと妊娠しているというトリプルコンボをくらって「YOU DIED!」とはならなかったものの自立不能。急きょ帯を緩めて団扇であおいで涼ませたりとしていて我々の入場がかなり遅れてしまった。みなさんすみません。
ぶじ入場して主賓のあいさつなどをいただく。弊社社長の謎の長いあいさつでさすがのぼくも「あいさつなげーな」というようなぼーっとした表情を会場側のカメラマンに撮影されていた!
カンパーイ!
ってことでぶじ開宴。みなさん待ち時間が(あいさつも)長くて喉かわきましたよね。
みんなに祝福していただいて、ありがとうありがとうと何度か手を振った。選挙候補者になった気分でもある。
こちらは弊社のみなさんに作っていただいた似顔絵(こういう画、なんていうんだっけ!?)と寄せ書き。
たぶん人生初めて寄せ書きとかもらったので本当にうれしかった。粋な計らいを企画してくれたみなさん、本当にありがとうございました。
そして、おいしいと評判の八芳園のご飯をほとんど食べることなく、お時間となりました。おしまい。
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