旅行2日目。
- 2007.08.03
- 日記
2日目の今日は、大阪から京都へ移動。
まずは、10時12分発の雷鳥13号に乗車して京都へ向かう。もちろんこの車中にもビールをゴクゴク。やっぱりおいしい。
京都には30分くらいで到着してしまい、ビールが効き始めてだるいことこの上ない。台風が徐々に近づいているようだったが、雨は降っていなかった。しかしながら、ご覧のとおりの曇天模様。直射日光ではないので、ある意味このくらいでちょうど良い。
一気に遠くに行ってしまおうと、嵐山まで直行。このころ雨がパラパラと降り始めたが、かえって風情がいい感じ。
特別見るところもないので、トロッコ電車に乗って保津川を昇ってみることにした。本来であれば、川上から船に乗って戻って来られるのだが、この日は悪天候ということで保津川下りはやっていなかった。次回持ち越し。
川から戻り、近所の金閣寺方面へと足を延ばす。高校時代の修学旅行ぶりに「金閣寺」を見たが、キンキラキンの金閣寺はやっぱりすごい。趣味を疑う。
夕飯までまだ時間があるので、金閣寺からすぐ近所の「竜安寺」にタクシーで行ってみた。このタクシーの運転手に
「なぜ今の時期に来るの?今の時期に来たって何もないよ」
「なぜ禅寺に夕方来るの?朝1番で来ないとダメでしょ」
なんて言われてしまった。僕だって1番いい時期に来たいが、あいにくそこまで暇ではない。こっちは金払って乗ってやってるのにかなり気分が悪い。東京でこの態度を取られたらおそらくキレているが、せっかくの旅行を台無しにしないためにも冷静を装った。酒が入っていたのに、よく理性がきいたなと我ながら感心。
この竜安寺の石庭、おもしろい逸話がいくつかある。写真を見ながら読んでいただきたい。
まず1つ目。
この写真では左から伸びる壁と右から伸びる壁があるが、実はこの壁、交差する部分に向かって壁が低くなっているのだ。庭を広く見せるために、目の錯覚を狙い、ちょっとずつ壁が低くなって斜めになっている。確かにそのように見えるから不思議だ。また、この壁には菜種油が入っているために壁が黒っぽくなっているそうだ。当時の建築物で菜種油を使用するのは他にないそうだ。
もう1つは、この石庭には大きな石が15個置いてあるのだが、縁側からは14個しか見えない。これは僧侶が悟りを開かない限り、最後の1つは見えない仕掛けになっているそうだ。要は、”天”からしか15個を確認することができない。つまるところ、あの世に行って悟りを開いて初めてすべての石を確認することができるという仕組みだ。かなり奥が深い。また、この写真は石庭の手前側から撮影しているのだが、向こうに向かって徐々に石が小さくなっている。これも遠近感を演出するための仕掛けだそうだ。
以前、イギリスのエリザベス女王がこの石庭を見たいと言い、見たときに「Zen is beautiful.」と言ったことが海外のニュースなどでも報道され、その影響か外人さんがとても多く来ていた。
このあと、ホテルにチェックインして四条河原町の先斗町に繰り出す。一見では入れてくれなさそうなお店「遊庵」に入り、京料理をいただいた。
遊び足りずに、京都のダーツバーを検索してタクシーで乗りつける。しかし、これこそ一見では仲間に入れない雰囲気。しかも東京のそれとはシステムが違って遊びにくい。2ゲームほどやって退却。
連日歩きまくりで、かなり疲れた。
2日連続でホテルのマッサージを呼んでしまった。でも気持ちいいんだなぁ~。