マーケティング。

NO IMAGE

とある大学院の過去問を見ていると、現代のマーケティングの定義と、その定義になった理由を述べさせる問題があった。その問の次に、マーケティングに関するキーワードがいくつかあって、その中から1つ選び、それについての解説と方法論、限界を述べさせる問題があった。
ほかにもファイナンスに関する問題や、経営戦略に関する問題などもあるのだが、僕にはやはりマーケティングに関する問題が一番解きやすいような気がして、今、ひたすらマーケティング本を読みあさったり、先行研究論文を読みあさっている。
これが非常におもしろいのだが、以前のマーケティング手法というのは、企業の内から外に向けての力が強かった。具体的に述べると、企業が開発・製造した製品を、いかにして売るのかがマーケティングだったが、現代のマーケティングは「外から内」に向かっての手法だと言う。要は、消費者のニーズに合うものを企業は価値として創造していかなければいけないとのことだった。以前とはまったく逆の発想である。
このような文章を読んでいると非常に興味深くてどんどん吸い込まれていってしまうと同時に、僕のいる会社はしっかりとマーケティングができているのかどうか、不安になってしまう。