ゼミ合宿@安比高原。
DAY0
MBA時代の恩師がだいたい毎年この季節に現役・OB問わずイベントを開催してくれる。今年はその恩師が購入したという岩手県は安比高原の別荘「安比グランドヴィラ」に遊びに行くことになった。今年の参加者は残念ながら恩師を入れて3名のみ。しかしながら却って濃い話ができて有意義だった。
先生と会うのは約1年前に先生邸で行った飲み会ぶりで、この間にあったお互いのことを話して車中は爆笑の嵐。いっしょに行った後輩ちゃんと会うのも同じ飲み会ぶりで、彼女も僕と同じく転職していた。そのときはあんまり話をした記憶がないのであるが、彼女は僕のうわさを先生からいろいろ聞いていたようで、必要以上に僕のことを知っていた。不思議。
先生の愛車Volks Wagen Golf CABRIOLETで行くことになっているので、先生の研究室で待ち合わせ。法政大学市ヶ谷キャンパスのボアソナードタワー18階だ。久しぶりに研究室に入ったんだけど、当時よりもきれいに整頓されていた。
東北自動車道を延々北進して約600kmの旅。ルートはこれ。所要時間は約6時間。さすがに「こりゃ大変そうだ」と思いながらも交代で運転していけばいっかと楽観的に出発。どうか安全に。
「交代で運転すればいいや」と書いたものの、最初の休憩地「蓮田SA」(9/26 20:40)で飲み物や食料を買い込んだところで先生と僕が運転を交代。なんと先生は高速道路の運転は嫌い&そもそも運転も好きではないということで、目的地到着はおろか、本旅程中すべてわたしが運転することになった。運転自体は好きだし、今回の車はオープンになるものなので、この気持ちよさを体感できたのでよしとする。
蓮田SAから次の休憩地点「国見SA」(9/26 23:17)へと走り、これが最後の休憩になるかと思いきや途中でガソリンが怪しくなってきたので、「長者原SA」でガソリン補給。ここで満タンにしたのですべての旅程でガソリンを追加で入れる必要はなくなった。
日が変わって9/27 2:30ごろ目的地へ到着。高速を降りた後の一般道は真っ暗すぎて怖い。なにが怖いってお化けとかじゃなくて、動物ね。熊やら鹿やらとか普通にいそうだ。そして、星がものすごくきれい。天の川まで見えるくらいに星がたくさん瞬いていた。
DAY1
おはようございます。これが部屋からの眺望。冬にはスキー場となる山。ホテルから板を履いたままゲレンデまで行けるそう。
さて、「どこに行きましょうか?」ということで、今日は拠点から近い「八幡平」をトレッキングしようということで頂上に向かう。
道中、「松っちゃん市場」という産地直送の食材が集まっている市場によって、山頂で食べる食料を調達した。ここでおにぎり(雑穀米むすび&みそ焼きむすび200円)とブルーベリー大福(2個入り200円)×2をお買い上げ。おにぎりがものすごくおいしかったのに驚いた。わたしは甘いものはさほど好きではないので、自分だったら絶対に「大福」なんて買わないのだが、先生が猛烈に推薦するもんだから買ってみて食べたのだが、こちらも本当においしい。大福の皮がものすごくふわふわとやわらかく、ブルーベリージャムの酸味とあんこの調和が最高。東京で売り出しても絶対に売れると確信。写真は失念。
市場の天井がシャレていたのでパチリ。なぜドーム型なのかはちょっと調べてみたけどわからないまま。
んー、いかにも大自然。東京のコンクリートジャングルとは180度違う景色。なんかものすごい開放感。
ちょっとずつ紅葉してました。昼間は気温が20度くらいなのだが、夜間・早朝の気温が10度くらいなので、紅葉し始めているそう。キレイです。
なんて書いてあるかわかりにくいですが、「八幡平アスピーテライン展望所」と書いてあります。
県境。
八幡平頂上は県境のようです。だからといって何か特別なことはないです。
これが案内図。
これをきちんと見なかったばっかりにかなりタフなトレッキングとなる…。
撮影する対象があまりなく、今回はよくトイレの建屋を撮影した記憶がある。これは少し歩いたところにある公衆トイレ。
まだ10分ちょっとしか歩いてない感覚だったのだが、だいぶ高いところまで上がってきています。車を停めたのは右側の駐車場。あんなに低い場所になっている。
はい、道に迷ってかれこれ1時間以上タフな道を歩いています。対面してくる登山家には、あまりに軽装な我々を見ておどいていたはず。歩けど歩けどメインストリートにたどり着かない。こんな枯草のある変なところに出てきちゃったよ。おいおいー。暗くなる前に山から脱出できるのかしら…。
いい加減痺れを切らして、対面からやってくる登山家の方に道を確認。するとこれまできた道を戻るよりも横に捌けてバス停に向かうのがいいとのこと。しかしバスは2時間に1本くらいしか走っていないという。んー、バスのタイミングが合いますように…。
先ほど道を尋ねた方が教えてくださった「熊の泉」という水が出ている箇所。「あそこの水はおいしいよ」とおっしゃっていたので、わたくしも飲んでみました。
そしたら本当においしい。これで水割りやら氷やらを作ったらおいしいお酒を飲めるに間違いない。重いから運ばないけどね。
一生懸命歩いていたので、道中の写真をほぼ取っていなかったのですが、こちらのブログに道中の写真がたくさん出ていたので紹介しておく。
ようやくバス停に到着。と、同時に時刻表を覗きこむと、なんと2時間に1本しか来ないバスが10分後にやってくる!
道中、「開けたところがあったらそこでご飯を食べよう」なんて話をしていたのだけど、そこでご飯を食べてたらバスには乗れなかったので、我慢して歩いてよかった…。おにぎりを1つだけ食べてバスを待つ…。
バスで無事に駐車場まで戻ってこられた。ここでも公衆トイレをパチリ。
駐車場に戻って来られて安心したのか、猛烈にお腹が空いたのでここでおにぎりの残りと、大福をたいらげる。
これから”正しい道”を再散策。本当はこの地図のオレンジのラインを散策したかったのだが、なんと緑色のラインでわれわれは散策していたのだ。
これは「鏡沼」。名前のとおりきれいに木立や空が反射している。もうちょっと風が弱ければもっときれいだったのかも。
こちらは「メガネ沼」。こちらも名前のとおり、2つの沼がメガネのように見えるからこの名前になっている。
ここで八幡平の説明を少々。
八幡平は、奥羽山脈北部の標高1,614mの山。山頂はむかーしむかしに発生した水蒸気爆発のせいでたくさんの火口ができ、そこに水がたまって沼になっているのだという。
ここが八幡平の山頂。
工事をしていて展望台に上がることはできなかった。この工事費についての説明資料がきちんと案内板といっしょに立ててあって、工事費は約1,000万円だった。岩手県は公共事業についてこのようにオープンにする自治体なのかな?
こちらは「ガマ沼」。特記事項はないのだが、とにかく水が澄んでてきれい。
こちらは「八幡沼」。
予想外に過酷なトレッキングを終え、温泉に入って帰ろうということで地元の秘湯「藤七温泉」に向かうことに。
とんでもなくひなびた温泉で、まさに秘湯っぽい。温泉の中を撮影することはできないのだが、男湯も女湯も大した区別がなく、女湯はすだれで仕切られているだけだ。男湯の目の前を通過して女湯に行かなければならないため、女性は好奇の目で見られながら湯に向かうことになる。
いちおうバスも通っているようです。ほとんどの人は車かバイクで来ている模様。
ここから街に寄って焼肉をたらふく食べて、ホテルに戻ってしこたま飲んで、ホテルの温泉に入って寝るという、ノンビリ気持ちのいい1日を過ごした。
DAY2
遊んでいる時間はどうしてこうも早く過ぎてしまうのか、もう帰らないといけない日だ。どこに行こうか思案した結果、「奥入瀬」に行くことに。そういえば母がいつも「奥入瀬はいいよー」と言っていたので、行けてラッキー。
今日もわたしがドライバーで向かいます。
十和田湖に到着。湖なのにとにかくでかい。
また季節のいい時に行ってみたいな。海外旅行ももちろんよいが、日本にもいいところがたくさんある。
到着しました奥入瀬渓流。ここは銚子大滝という、たぶんこの渓流の中でもクライマックスな場所の1つなのではないだろうか。
とにかく木漏れ日がすごくきれいなのと、水のせせらぎが心地よい。マイナスイオンをたっぷり浴びて翌週からのパワーをもらった感じ。
やっぱり遠出するととにかく食べることが楽しみの1つになる。「十和田食堂」さんに寄ってランチを食す。
ひめますの刺身。淡水魚を刺身で食べるのは少々怖かったが美味。想定していた臭みが全然なく、おいしく食べられた。
わたしは”十和田バラ焼き定食”を注文。バラ肉を鉄板で焼いて食べるなんの変哲もない定食だ。たれがやや甘めだったな。
それなりに大きな湖だから遊覧船が動いているらしい。でも、船そのものは見られなかった。
秋田県だと思っていたら、「青森県 環境省」と書いてある。ここは青森県だったのか。
さて、帰りは新幹線だ。盛岡駅目指してまたまたドライブ。
車で来たときは1人7,000円くらいで来られたのに、新幹線だ1人14,230円也。高いけど、酒を飲みながらボーっとしてるだけで東京に連れ帰ってくれるのだからありがたいことだ。
東京に着いて、なんか小腹が空いている(新幹線で飲みすぎて酔っている)ので、ラーメンが食べたくなって高円寺の「一蔵」さんに立ち寄ってまたラーメンを食べてしまった。デブまっしぐら。
この季節の東北地方は最高です。誘ってくれた田路教授、ありがとうございました。
- 前の記事
屋台ラーメン@方南町。 2014.08.31
- 次の記事
方南町ラーメン まとめ。 2015.02.23