2006年10月アーカイブ

Interstage事始め

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Fujitsu InterstageV7を用いて、Tomcatで構築したWebアプリをマイグレーションしました。
いつも肝になるデータソース設定は以下の通りです。
※使用しているDBはOracle9iです。

①ライブラリ登録
Interstageがインストールされているマシンの任意の場所にOracleのJDBCドライバ(ojdbc14.jar)を配置します。
続いて、Interstageの管理コンソール(http://サーバーアドレス:12000/IsAdmin/)から下記の場所に配置したライブラリ情報を登録します。

Interstage管理コンソール > Interstage Application Server > システム > 環境設定タブ
J2EEプロパティのクラスパス
例)C:\dbdrivers\oracle\ojdbc14.jar


②データソース設定
Interstageのデータソースを管理コンソールの下記画面から新規登録します。

Interstage管理コンソール > Interstage Application Server > システム > リソース > JDBC > 新規作成

- JDBCデータソース定義 -

項目名 定義内容
定義名 データソース定義名
データベースタイプ 「Oracle」を選択

- Oracle定義 -

項目名 定義内容
ユーザID 接続ユーザID
パスワード 同パスワード
データソース名 jdbc/XXXXX
※アプリケーションから呼ばれる名称
ドライバタイプ/ネットワークプロトコル 「thin / tcp」を選択
接続ホスト名 接続ホスト名
接続ポート番号 1521(デフォルトの場合)
SID 接続SID


③ワークユニット作成&設定
アプリケーションをデプロイするために必要なワークユニットを作成し、
データベース接続ライブラリの設定を行います。

Interstage管理コンソール > Interstage Application Server > システム > ワークユニット > 作成したワークユニット名 > 環境設定 ワークユニット設定のクラスパス
例)C:\dbdrivers\oracle\ojdbc14.jar


④アプリケーションのデプロイ
管理コンソールの以下の画面からアプリケーションをデプロイします。

Interstage管理コンソール > Interstage Application Server > システム > ワークユニット > IJServer > 配備 配備設定の配備ファイル


⑤ワークユニットの起動
管理コンソールからワークユニットを起動し、
以下のURLにてアプリケーションが確認できます。

http://サーバーアドレス/アプリケーションContextRoot/


参考URL
Interstage Application Server Enterprise Edition V7.0L10
Interstage マニュアル(Interstageファミリーのマニュアル群)

JBossAS事始め

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JBossAS4.0.3を用いて、Tomcatで構築したWebアプリをマイグレーションしました。
いつも肝になるデータソース設定は以下の通りです。
※使用しているDBはOracle9iです。

①ライブラリ配備
${JBOSSAS_HOME}/server/default/lib 配下に、Oracle用のJDBCドライバを配備します。
今回は ojbdb14.jar を配備しました。

②データソース定義ファイルの作成・配備
${JBOSSAS_HOME}/docs/examples/jca 配下にある oracle-ds.xml を、
${JBOSSAS_HOME}/server/default/deploy 配下にコピーします。
コピー後、以下の部分を該当する環境に合わせて定義します。
<datasources>
<local-tx-datasource>
<jndi-name>OracleDS</jndi-name>
<connection-url>jdbc:oracle:thin:@youroraclehost:1521:yoursid</connection-url>
<driver-class>oracle.jdbc.driver.OracleDriver</driver-class>
<user-name>username</user-name>
<password>password</password>
</local-tx-datasource>
</datasources>

③デフォルトCMP定義の変更
${JBOSSAS_HOME}/server/default/conf 配下にある、standardjbosscmp-jdbc.xml を以下のように修正します。

<datasource>java:/OracleDS</datasource>
<datasource-mapping>Oracle9i</datasource-mapping>

<!-- datasource>java:/DefaultDS</datasource -->
<!-- optional since 4.0 <datasource-mapping>Hypersonic SQL</datasource-mapping> -->

JBossASはデフォルトで内蔵しているHypersonicSQLというDBを利用するので、それを利用しない形にし、Oracleをデフォルトで使用する設定が上記になります。

④アプリケーションのデプロイ
${JBOSSAS_HOME}/server/default/deploy 配下にアプリケーションをデプロイします。
起動中にデプロイすれば、ホットデプロイ機能で認識されます。
※アプリケーション側からLookUpする時は、"java:/OracleDS"でLookUpします。

参考図書
JBoss 開発者ノートシリーズ
参考URL
月刊JavaWorld 2006年3月号
The JBoss 4 Application Server Guide JBoss AS 4.0.3
オープンソースJ2EE APサーバ JBossの可能性
JBoss4.0.2のクラスタ信頼性評価に関する考察

CVSNTユーザーのパスワード

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CVSNTユーザーのIDって、OSユーザーと紐付けした情報を ${CVSROOT}/passwd ファイルに"むにょむにょ"って記述していると思いますが、パスワードって設定しています?
あるサイトによると、社内で使うなら設定しないほうが効率的!!なんて書かれていたので、使っていない人の方が多いかもしれないんですけど、これを敢えて設定してみました。

手順は以下の通りです。

■passwdファイルにエントリ追加
cvstest::admin
(書式:CVSユーザー名:CVSユーザーパスワード:OSユーザー名)
※ここでは一旦、パスワードなしで作成。

■passwd設定&暗号化
CVSユーザーのパスワードは、
標準UNIXの関数crypt()で暗号化して登録する必要があります。
※cvstest:cvstest:adminの記述ではダメ、ということです。

なので、パスワード設定したいユーザーのCVSディレクトリへ移動します。
コンソールから以下のように入力します。

# 追加ユーザーは、cvstest
# 環境変数の設定
> set CVSROOT=D:\CVSTEST
# 暗号化したいユーザー名を入力
> cvs passwd cvstest
※2回パスワード聞かれるが、同一のものを入力。

するとパスワードファイルが更新され、
CVSユーザー名:CVS暗号化ユーザーパスワード:OSユーザー名の形式で
並んでいるはずです。

これで、パスワードの設定・暗号化が完了です。
CVSNTサーバの再起動とかは必要ないです。

CVSNTの謎

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先週から一生懸命CVSNT+Eclipseの使い方を勉強していました。
普段あまり使わないので、いろんなパターンを網羅するのに結構疲れました。

で、CVSNTの謎。

EclipseのCVSリポジトリエクスプローラーとの組み合わせで色々問題があるみたい。
kもぶち当たったのが、CVSNT1.11.1.3(Build65)とEclipse3.2 or 3.1.1での「リソースヒストリーの表示」が出ない問題。
調査・実験してみた結果、他の方がネット上で言われているように、
CVSNTのバージョンアップかEclipseのダウングレードしか対応方法がないみたいでした。

「そんなことないよなーCVSNT側の設定だろう」と考えていたのですが、
Eclipseのページでも【相性】について触れられていましたので、設定では諦めました。

調査結果は次の通り。

Eclipse CVSNT 結果
3.0.1 1.11.1.3 OK
3.1.1 1.11.1.3 NG
3.1.1 2.5.02.2115 OK
3.2 1.11.1.3 NG
3.2 2.5.02.2115 OK

CVSNT側が決まってしまっているので、とりあえずはEclipseをダウングレードします。
※全員統一させなきゃなぁ。

参考URL
コメント/CVSの利用 - EclipseWiki
Eclipse3.0のCVSリソース・ヒストリー表示について - @IT Java Solution会議室
Eclipse Compatibility with CVSNT and CVS 1.12.x

CVS事始め

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今週はちょっと趣向を変えて、CVSサーバーを構築します。
OS:CentOS4.4
CVS:バージョン1.11.22

OSのインストール、CVSのダウンロードは完了しているもの、とします。
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1.OSユーザ作成
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好きな(?)OSユーザを作成しましょう!!
> useradd -d /home/cvs cvs
> passwd cvs
> su - cvs

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2.解凍・インストール
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> #解凍
> tar -zxvf cvs-1.11.22.tar.gz
> cd cvs-1.11.22

> #インストール
> ./configure
> make
> make install

大体いつものソフトウェアインストールと同じですね。

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3.サーバの準備
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インストールが完了したら、リポジトリを作成します。

> #リポジトリ作成
> cvs -d /var/cvsroot init
※ここでは /var/cvsroot 配下にリポジトリを作成。

> #接続用ユーザのパスワードファイル作成 (参考サイトより)
> vi /var/cvsroot/CVSROOT/passwd
winuser:xxxxx:cvs
※書式:ユーザー別名:OSユーザパスワード:OSユーザ名

> #CVS が自動起動できるように /etc/inetd.conf を修正 (参考サイトより)
> cvspserver stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd /usr/bin/cvs --allow-root=/var/cvsroot pserver

> #CVS 用のサービスポート番号を /etc/services ファイルに設定 (参考サイトより)
> cvspserver 2401/tcp # CVS

これだけで、CVSサーバーが稼動し始めました。
kはEclipseからちょっと繋いでみましたが、
きちんと繋がりました。
次は、タグ付け(こっちが本命)をやりたいと思います。

参考URL
CVS: Concurrent Version System
CVSインストール
CVSダウンロードページ

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